「池袋・川越アートトレイン」東武東上線に登場 「生命」テーマに川越を日本画で表現
東武鉄道が東上線で、50090型電車を使用した新しいラッピング電車「池袋・川越アートトレイン」の運行を開始しました。車体の日本画は古家野雄紀さんの作品。「生命」をテーマに、全10両にわたり川越の四季や風景を描いています。
「川越特急」としても運行予定
東武鉄道が2019年2月12日(火)、東上線の下板橋駅構内でラッピング電車「池袋・川越アートトレイン」を報道陣に公開。同日から運行を開始しました。
「池袋・川越アートトレイン」になったのは、「TJライナー」などに使われている50090型電車(10両)です。東武鉄道は、東上線の起点である池袋駅(東京都豊島区)が同社の駅で一番利用客が多いこと、観光地でもある川越の玄関口、川越駅(埼玉県川越市)の訪日外国人旅行者の利用が年々増えていることから、より川越をPRするため、豊島区、川越市と連携して「池袋・川越アートトレイン」を登場させたといいます。
10両すべての車体には、川越の四季や風景が日本画で描かれています。作者は、アートイベント「第13回池袋モンパルナス回遊美術館」の公募展受賞作家でもある古家野(こやの)雄紀さんです。豊島区の推薦を受けて、東武鉄道が古家野さんを起用しました。
古家野さんによると、作品のテーマは「生命」。子がらせん状に回りながら生まれてくるのを聞いたことがあったとのことで、川の部分にらせん状の渦を用いて生命感を表現したのだそうです。
「池袋・川越アートトレイン」は、2月12日(火)から当面のあいだ、東上線の池袋~小川町間で運行されます。3月16日(土)のダイヤ改正以降は、新種別の「川越特急」としても運行される予定です。
東武鉄道 鉄道事業本部長の都筑 豊さんは「『小江戸』川越にお越しいただく際には、池袋から東武東上線を、そして『池袋・川越アートトレイン』を利用していただきたい」と話しています。
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