高速SA・PAの「満車」「空有」なぜわかる? 本線上の情報はリアルタイムなのか
高速道路の本線上では、その先にあるSA・PAの混雑状況表示板が設置されていることがあります。「満車」「混雑」「空有」と表示されますが、駐車券制でもないのに、どのようにして混雑状況を把握しているのでしょうか。
駐車券もないSA・PA、混雑情報なぜわかる?
高速道路の本線上では、この先にあるSA・PAの「満車」「混雑」「空有」といった混雑状況を情報板で表示していることがあります。これを参考に、休憩するエリアを選ぶ人もいるかもしれません。
しかし、SA・PAはデパートの駐車場などと違い、駐車券で出入りを管理しているわけではありません。この混雑状況をどう調べ、どう更新しているのか、NEXCO東日本関東支社に聞きました。
――混雑情報表示板の情報は、リアルタイムのものでしょうか?
おおむね5分以内ごとに混雑情報を更新していますので、ほぼリアルタイムといって差し支えないかと思います。場所により、エリア内のシステムと混雑情報板が直結しているところと、管制センターを経由して情報を更新しているところがあり、前者では5分よりも短い頻度で情報を更新します。
――混雑情報はどのように調べているのでしょうか?
エリア内に設置したカメラの画像解析に基づいています。その多くは、ある一定区画の駐車マスがどれくらい埋まっているかを画像から解析し、統計を用いて混雑情報に反映しています。
――「満車」はどういった基準なのでしょうか?
場所によりまちまちで、対象の駐車マスが埋まっている割合が8割で「満車」とするところもあれば、9割以上のところもあります。「混雑」を表示する基準も、場所により異なるため一概には言えません。
「小型」「大型」で分けて表示しているのは西日本だけだというのは知らなかった。
確かに夜は大型車両が占めてマス外に停めているのもよく見かける。
運転手不足なだけに、その分終夜勤務するドライバーが増えているからだろうか。
都市部では難しいだろうが、土地に余裕のある郊外なら、高速上にもトラックターミナルを設けてもいいような気がする。