新名神「新四日市~亀山西」開通でどう変わる? 日本の大動脈の「詰まり」解消なるか

新名神高速の三重県区間、新四日市JCT~亀山西JCT間が開通します。並行する東名阪道の渋滞を回避する迂回路の完成で、クルマの流れはどう変わるのでしょうか。東名阪道の渋滞は9割減の予測など、「渋滞名所」は過去の話になりそうです。

夜中も渋滞することがあった区間を迂回

 新名神高速の三重県区間、新四日市JCT~亀山西JCT間およそ23kmが、2019年3月17日(日)16時に開通予定です。これにより四日市から亀山にかけて、既存の高速道路(東名阪道と新名神の亀山JCT~亀山西JCT間)を山間部経由で迂回するルートが完成します。

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新四日市JCT~菰野IC間の朝明川(あさけがわ)橋。朝明川と国道365号バイパスをまたぐ(画像:NEXCO中日本)。

 この既存の東名阪道は、国土交通省が発表している2017年「IC区間別渋滞ワーストランキング」で上りの亀山JCT~鈴鹿IC間が4位、下りの四日市IC~鈴鹿IC間が11位、上りの鈴鹿IC~四日市IC間が14位という、全国有数の渋滞区間。2018年から2019年にかけての年末年始は、「亀山JCT付近の上り線で通過速度が約5km/h」「12月28日から30日にかけては下り線で67時間連続渋滞」になるなど、深夜でも猛烈な渋滞に巻き込まれることがあったポイントです。

 NEXCO中日本によると、今回の新名神 新四日市JCT~亀山西JCT間の開通により交通が分散され、東名阪道 四日市JCT~亀山JCT間の渋滞発生回数は、およそ9割も削減される見込みとしています。同区間の所要時間は、休日の混雑時に約45分だったのが、約20分に短縮されるとのこと。同社に詳しく話を聞きました。

――新名神の新規開通区間は、主にどんなクルマが利用しますか?

 新規開通区間は、「国土の大動脈」の一部として、首都圏~中京圏~近畿圏の三大都市圏を結ぶ広域交通、さらに三重県を中心とした中京圏の地域内交通にご利用いただけると考えております。2008(平成20)年2月に亀山JCT~草津JCT間が開通したことで、大部分の通過交通(主に中京圏~近畿圏を通過するクルマ)は名神から新名神へ転換しましたが、今回の開通で、よりいっそう転換が図られるでしょう。

【図】新名神開通後の「要注意ポイント」

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コメント

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8件のコメント

  1. 日本の大動脈を2車線で作るとか意味がわからない

    • せめてトンネルだけでも完成規格で造っておいて欲しかった。
      今更車線増計画とかほざいてるけど、トンネルに関しては用地買収からの振り出しに戻るだからな。

  2. こんなん要らん。
    車持ってない人にはどうでもいい

    • クルマ持ってなくても、高速バス利用時など恩恵を受けるのではないでしょうか?
      というか今までが酷すぎたというのはある。

    • 視野狭すぎ&子供過ぎ(笑)
      高速バスや物流のためのトラック・・・。
      お前さんの生業にも貢献するものだ。
      毎度毎度ながら、お前さんはどこまでガキなんだ?

    • ならコメントしないで下さい。

    • 電車乗らない者には線路要らん。東京圏の混雑解消の為の復複線化なんてカネ使うんじゃねえ。そのカネを道路に回せ!

      ...と思ってる人も多い。

      ちなみに、トラックで輸送されてる物は一切買ってないのだよね?

  3. ヒドかったからねえ・・・・・。