「ポートストア」のナゾ 港のコンビニ、どう見ても「ローソン」「ファミマ」
ナゾの「ポートストア」 立地の共通点は「港」
これらコンビニが立地している場所は東京の臨海部、都が定める「東京港」の区域内にあります。東京港において売店や食堂などを管理運営している一般財団法人 東京港湾福利厚生協会のウェブサイトでは、「売店(コンビニエンスストア)」として「青海サービスセンター売店」や「若洲サービスセンター売店」などが写真付きで掲載されていますが、それらはまさしく、前出の「ローソン」や「ファミリーマート」に近い外観の「ポートストア」です。同協会に話を聞きました。
――「ポートストア」とは、そもそもどのような店なのでしょうか?
港湾地区にある売店で、都から依頼を受け、売店の営業許可を得て出店しているものです。昔は軍手などの用品を売る小さな売店でしたが、拡大するにあたり、自前ではノウハウがなかったことから、大手コンビニチェーンと提携しました。
――「ローソン」「ファミリーマート」以外の「ポートストア」もあるのでしょうか?
いまは「ローソン」と、経営統合により「サークルKサンクス」から移行した「ファミリーマート」のみですが、最初はサンクスさんと提携したほか、「デイリーヤマザキ」の店舗もありました、
――なぜ「ローソン」「ファミリーマート」の店名ではないのでしょうか?
当協会は非営利の団体であり、特定の民間店舗の看板を付けないようにしています。昔は店員さんの名札などについていたロゴマークも取り除いてもらっていましたが、制度の変化とともに(規制が)緩やかになってきています。店ごとに品揃えの地域性はあるものの、基本的には一般的な「ローソン」「ファミリーマート」と変わりません。
※ ※ ※
東京港湾福利厚生協会によると、このような大手コンビニと提携した「ポートストア」を始めたのは四半世紀ほど前から。現在、横浜市の港湾地域にも東京港と同様、横浜港湾福利厚生協会が管理する「ファミリーマート」の「ポートストア」が存在します。
【了】
話としては面白いが、旅客船ターミナル内にあるとかならともかく、公道に面した店を乗り物として取り上げるのは拡大解釈が過ぎる。
乗り物と関係ねーよ