急行「かわね路号」、SL不具合で電気機関車に変更中 運賃のみで乗車可 大井川鐵道

大井川鐵道の定期SL列車である急行「かわね路号」が、蒸気機関車(SL)の車両不具合のため電気機関車(EL)による牽引(けんいん)に変更されています。ELでの代走期間中は、SLと同様のサービスを乗車運賃のみで利用できます。

SLの「かわね路号」は7月6日に再開

 大井川鐵道の定期SL列車である急行「かわね路号」で、客車を牽引(けんいん)する蒸気機関車(SL)に不具合が発生。このため運転計画を変更し、2019年6月16日(日)から7月5日(金)まで、電気機関車(EL)が使われる予定です。

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電気機関車が牽引する列車(画像:大井川鐵道)。

 代走期間中、運転時刻に変更はなく、往路は新金谷11時52分発、千頭13時09分着、復路は千頭14時53分発、新金谷16時09分着で運転。SL列車限定商品の販売などといった車内サービスも行われます。列車はSL急行料金が不要で、乗車区間の運賃のみで乗車できます。

 今回の代走列車は、昭和時代に製造されたELと客車が使われます。客車は2人ずつが向かい合うオールボックスシートです。ELが発する重々しいモーター音も楽しめます。

 EL牽引の旅客列車は、昭和30年代から40年代は日本各地で運転されていましたが、客車が電車に置き変わるなどして数が減少。現在、定期的に走るのは、大井川鐵道井川線の長島ダム駅(同・川根本町)からアプトいちしろ駅(同)までの区間と、富山県の黒部川沿いを走る黒部峡谷鉄道のみです。

 なお大井川鐵道によると、急行「かわね路号」のSLでの運転は7月6日(土)に再開予定。「きかんしゃトーマス号」は当初の予定通り6月22日(土)から運転を開始しています。

【了】

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