「青春18きっぷ」で夜行列車「ムーンライトながら」の旅、活用のポイントは

東海道本線を走る臨時の夜行列車として有名な快速「ムーンライトながら」。「青春18きっぷ」を使って乗れば、東京~九州間などの長距離を安く移動できますが、利用に際しては一般的な普通列車とは異なるポイントがあります。

通常の乗車券との組み合わせで安くなることも

「青春18きっぷ」が発売される時期には、このきっぷで利用できる臨時の普通列車や快速列車も多数運転されます。そのなかでも特に知られるのが、夜行列車の快速「ムーンライトながら」。東京駅と大垣駅(岐阜県大垣市)の410.0kmを6時間台で結びます。

Large 190711 ml18kippu 01

拡大画像

近年の「ムーンライトながら」は写真の185系特急形電車で運転されることが多い(2019年3月、草町義和撮影)。

 夜行列車は夜通し走るため、目的地に朝早く着くことが可能。遠い場所でも現地での滞在時間を増やせるというメリットがあります。しかも「ムーンライトながら」は「青春18きっぷ」で利用できる快速列車ですから、交通費も安くできます。

 東京駅を23時10分に発車する下り「ムーンライトながら」に乗ると、大垣駅には2日目の早朝5時45分に到着。ここから普通列車を西へ乗り継いでいけば、九州の博多駅には20時台に到着します。さらに普通列車を乗り継いで、その日のうちに熊本県内に入ることも可能です。

「青春18きっぷ」1回分は、その日(厳密には日付が変わって最初に停車する駅まで)しか使えないため、日をまたいで乗るなら2回分を使わなければなりません。また、「ムーンライトながら」は全席が普通車指定席ですから、指定席券(大人520円)も追加で購入する必要があります。

 なお、夜行列車を使う場合は、通常の乗車券と「青春18きっぷ」1回分を組み合わせたほうが安くなることも。東京駅から下り「ムーンライトながら」に乗る場合、東京~小田原間は片道乗車券(1490円)、小田原~大垣間は「青春18きっぷ」1回分(2370円)を使用したほうが、2回分(4740円)を使うより880円安くなります。小田原までの紙のきっぷを買って改札を通り、「ムーンライトながら」の車掌にはそのきっぷと、翌日分の「青春18きっぷ」を提示しましょう。

 2019年夏シーズンの「ムーンライトながら」運転日は、下りが東京発8月1日(木)から17日(土)までで、上りは大垣発8月2日(金)から18日(日)まで。非常に人気が高いため、旅程が決まったら早めに指定席券を購入するのがいいでしょう。

【了】

テーマ特集「【2019年夏】青春18きっぷの便利な使い方! 値段、買い方、期間、特例ルールも紹介」へ

【写真】「ムーンライトながら」のヘッドマーク

画像ギャラリー

  • Thumbnail 190711 ml18kippu 02
  • Thumbnail 190711 ml18kippu 01

Writer: 草町義和(鉄道ライター)

1969年、新潟県南魚沼市生まれ。鉄道趣味誌で列車の乗車ルポや幻の鉄道(未成線)の散策記などを多数発表してきた。著書に『鉄道計画は変わる。』(交通新聞社)など。趣味はアサガオ、ゴーヤの栽培。

最新記事

コメント