「西鉄史上最高級のバス」10月導入 わずか12席 「はかた号」のノウハウ活用

既存の高速バス車両を6000万円かけ改造します。

 西日本鉄道は2019年7月25日(木)、高級バスツアーブランド「GRANDAYS(グランデイズ)」を立ち上げ、同社史上「最高級のラグジュアリーバス」を10月に導入すると発表しました。

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西鉄が高級バスツアー「GRANDAYS」向けに導入する車両の内装イメージ(画像:西鉄)。

 導入される車両は、2人掛けシート6列配置の全12席で、既存の高速バス車両1台を約6000万円かけて改造するものです。「One-Seat HOTEL」をコンセプトに、壁面や収納スペースには大川家具を、座席には高級本革を使用したドイツ直輸入のシートを採用し、「ホテルのようにくつろげる上質な空間」を演出するといいます。西鉄は、「福岡~東京間を結ぶ日本最長の高速バス『はかた号』など、多くのバスを運行してきたノウハウを活かし、移動における快適さを追求した車両」としています。

 このバスを使用するツアーブランド「GRANDAYS」は、九州および山口を中心に展開。地域の「知られざる」「特別な」「その地域ならでは」の体験ができるツアーを提供するそうです。町おこしや地方創生に取り組む企業と提携し、普段は立ち入ることのできないスポットでの絶景観賞や、地元の有名シェフによるツアー限定の出張レストランでの食事、予約が困難な温泉旅館への宿泊など、「通常では味わうことのできない旅」を取り揃えるとしています。

 西鉄は今後、8月に「GRANDAYS」のウェブサイトを開設したのち、各ツアーの詳細が決まり次第、予約を順次受け付けるといいます。10月以降、四季折々のツアーを展開していくそうです。

【了】

【画像】「西鉄史上最高級のバス」内外装

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