日本車両が新幹線電車製造4000両達成! 4000両目のN700Aと「初代新幹線」0系が並ぶ

東海道新幹線の開業前から新幹線の開発に関わってきた鉄道車両メーカー「日本車輌製造」が、新幹線電車の製造4000両を達成。4000両目のN700A先頭車も「出席」した記念式典が行われました。新型「N700S」も量産車の製造が始まります。

新型「N700S」量産車も製造へ

 日本車輌製造(日本車両)が製造した新幹線電車が累計4000両を突破。同社工場の豊川製作所(愛知県豊川市)で2019年8月2日(金)、4000両目となる車両の出荷に先立ち、記念式典が開かれました。

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0系と並んだ4000両目の新幹線電車はN700Aの先頭車(2019年8月2日、草町義和撮影)。

 4000両目となったのは、JR東海向けN700A(G50編成)の東京寄り先頭車(16号車:784-1050)。工場内で保存されている「初代新幹線」こと0系の横に置かれ、午前11時から神事と記念式典が行われました。784-1050は道路を走って車両基地に搬入できるよう、通常の台車の代わりにゴムタイヤを装着。8月2日付けで豊川製作所を出発し、JR東海の浜松工場に運ばれる予定です。

 日本車両は1896(明治29)年に設立された鉄道車両メーカー。東海道新幹線が開業する前の1962(昭和37)年から新幹線電車の開発に携わっており、試作車の1000形や東海道・山陽新幹線の0系、東北・上越新幹線の200系など、数多くの新幹線電車を製造してきました。日本車両によると、これまで日本で製造されてきた約1万2000両の新幹線電車の約3割が日本車両製といいます。

 2010(平成22)年9月には新幹線電車の累計製作数が3000両に。それから9年ほどで4000両を達成しました。おおむね3~4日に1両のペースで新幹線電車を製造してきたことになります。現在は東海道・山陽新幹線N700Aの製造が中心ですが、2018年には、N700Aに続く東海道・山陽新幹線の新型車両「N700S」の確認試験車を製造しました。

 N700Sは2020年7月に量産車がデビューする予定。式典に来賓として出席したJR東海 新幹線鉄道事業本部長の田中 守さんは「N700Aの製造はこれでもって完了し、これからはN700Sを造っていただきます」と話しました。

【了】

【写真特集】4000両目のN700Aと保存車両いろいろ

Writer:

鉄道誌の編集やウェブサイト制作業を経て鉄道ライターに。2020年から鉄道ニュースサイト『鉄道プレスネット』所属記者。おもな研究分野は廃線や未成線、鉄道新線の建設や路線計画。鉄道誌『鉄道ジャーナル』(成美堂出版)などに寄稿。おもな著書に『鉄道計画は変わる。』(交通新聞社)など。

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