JAL、なぜグアム線を大型機に変更? 767から777で席数アップ 増便でなく大型化の背景

「需要がある、じゃあ増便だ!」が、必ずしも正解でない理由

 JALの東京(成田)~グアム線における輸送力強化は昨年度も行われ、臨時便の設定による1日2往復体制になっていました。

 このときの輸送力は、199席のボーイング767-300ER型機が1日2往復。1日あたり片道398席でしたが、今回はボーイング777-200ER型機への大型化なので、1日あたり片道312席。輸送力の比較では、昨年度ほど増えていない計算です。

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フルフラットになるボーイング777-200ER型機のビジネスクラス「JAL SKY SUITE Ⅲ」。中央の席はペア利用もしやすい(2019年8月1日、恵 知仁撮影)。

 しかし、JAL全体が「規模」より「質」を重視する事業戦略であるなか、座席の供給が過剰になり、運賃のディスカウントを考えねばならなくなることは望ましくないでしょう。

 成田空港の限られた発着枠を、比較的近距離であるグアム線にふたつ使うこと、それが戦略的に適切なのかという視点もあります。

 そうした背景から今回は、ボーイング767-300ER型機からボーイング777-200ER型機へ大型化した、というわけです。JALグアム支店長の玉崎さんによると、臨時便を設定した場合より、利益率は高まっているそうです。

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JALグアム支店長の玉崎 徹さん(2019年8月2日、恵 知仁撮影)。

 また1日1便ながら、成田を9時40分に出発しグアムへ14時25分到着という、到着日からグアムの夕景、夜を、ゆとりを持って楽しめるダイヤにしているのがポイントとのこと。

 なお、ミサイル問題による日本人訪問者の減少について、修学旅行生にはまだ影響が見られるものの、全体としては回復傾向だといいます。

【了】

【写真】JALグアム線で提供されるビジネス&エコノミークラス機内食

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