“渋滞の名所”が変わった? 「大和トンネル」聞かなくなったワケ 東名屈指の「ボトルネック」実は進化していた!
毎年お盆の渋滞情報では“定番”だった、東名高速の「大和トンネルを先頭に●km」というフレーズ。ところが、近年は大和トンネル起点での渋滞情報をあまり聞かれなくなりました。なぜなのでしょうか。
さまざまな混雑の要因が集まる「大和トンネル」
2025年も、8月のお盆期間は各地で激しい渋滞が見込まれています。クルマでの帰省やレジャーにおいて、通行する道路の「渋滞情報チェック」は、ドライバーにとって欠かせません。

ところで、首都圏のドライバーの間で“渋滞の名所”として知られていたものの、近年、テレビやカーラジオの渋滞情報でその名を聞かなくなったスポットが存在します。そのひとつが、東名高速道路の「大和トンネル」付近です。
大和トンネルは、東名高速の横浜町田ICから、綾瀬スマートICの間に位置しています。この区間の周辺は、一般道のキャパシティが軒並み不足しているほか、海老名JCTや厚木ICからの合流など複数の要因も重なって、交通が集中している状態です。そのため、1日の平均交通量は14万台にものぼるといわれています。
さらに、トンネル付近には「サグ」と呼ばれる、下り坂から上り坂へと緩やかに変わる箇所があります。ただでさえ混雑しているなか、漫然と運転していると勾配の変化に気付けず、知らず知らずのうちに速度が落ちてしまうため、激しい渋滞が発生しやすいポイントとなっているのです。
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