秩父のSL「パレオエクスプレス」10月から全車自由席に 2020年は全般検査で運転なし

JR東日本管内の「みどりの窓口」や「びゅうプラザ」でSL座席指定券やSL整理券の取り扱いが終了することから、秩父鉄道を走るSL列車「パレオエクスプレス」が、全車自由席に変わります。

JR東「みどりの窓口」などで取り扱い終了

 秩父鉄道は2019年8月22日(木)、SL列車「パレオエクスプレス」を、10月4日(金)から12月8日(日)までのSL運転日は、客車4両すべて自由席で運転すると発表しました。

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秩父鉄道のSL列車「パレオエクスプレス」(画像:写真AC)。

「パレオエクスプレス」は、秩父鉄道の熊谷~三峰口間で、土休日を中心に1日1往復運転されている臨時SL列車です。C58形蒸気機関車363号機に客車4両を連結。4両のうち1両は指定席、3両は自由席で、乗車には、普通乗車券のほか、SL座席指定券(指定席)やSL整理券(自由席)を購入する必要があります。

 JR東日本管内の「みどりの窓口」と「びゅうプラザ」でこれまで販売されてきた「SLパレオエクスプレス」のSL座席指定券・SL整理券は、9月29日(日)運転分をもって取り扱いを終了します。販売は9月27日(金)までです。これに伴い、客車4両はすべて自由席に変わります。

 自由席を利用する際に必要なSL整理券は、引き続き、秩父鉄道のSL停車駅窓口をはじめ、東武トップツアーズ、JTB、近畿日本ツーリストの各支店のほか、西武トラベル各支店で発売。秩父鉄道のウェブサイトや電話でも予約が可能です。SL整理券は、運転日の1か月前から購入できます。金額は520円です(子ども同額、10月以降予定)。

 なお、C58形蒸気機関車363号機は2020年、全般検査に入るため、秩父鉄道は同年のSL列車「パレオエクスプレス」について運転を予定していないとしています。2021年以降のSL列車の運転計画は決定次第、告知する予定です。

【了】

【写真】西武鉄道に入線したことも!

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