タクシーの会話は必要?不要?「話さない運転手」賛否 タクシー会社あの手この手
タクシーに乗りながら、ドライバーが乗客の愚痴や悩みに耳を傾けることを目的としたサービスが登場しました。一方、ドライバーが話しかけないサービスを導入したタクシー会社は、方針を転換しています。車内の会話、やはり必要なのでしょうか。
タクシー運転手への身の上相談、思いっきりどうぞ
神奈川、東京、埼玉でタクシー事業を展開する三和交通(横浜市港北区)が、「相談タクシー」の運行を始めました。ドライバーが、乗客の愚痴や相談を聞くというものです。
「相談タクシー」は通常料金と迎車料金で利用できるほか、特に目的地がない人のために30分から60分の周遊プランも用意しています。三和交通は各営業所において様々な経歴を持つ「聞き上手」のドライバーを選抜してウェブサイトで紹介しており、有料でドライバーの指定も可能です。
「実際に高齢者の方などが、相談をされたいがためにわざわざ長距離乗車されるケースがあります。友人でもなければ家族でもない、タクシーのドライバーがそのような場面でお役に立つならば、ということで、ひとつのサービスとして提供することとしました」(三和交通)
その一方、三和交通では通常、ドライバーからあまり乗客に話しかけないよう指導しているそうです。「話されて寝られなかった」といった声をはじめ、会話の内容から無用なトラブルに発展するケースもあるためだといいます。
このようにタクシーではドライバーに話しかけてほしくない、という人も一定数いることから、それがひとつのサービスとして展開されたこともありました。
料金メーターのそばにある運転士さんの名前のところに
「私は話し好きです。お静かな空間をご希望ならその旨お申し付けください。」
なんて書かれていたら嬉しいな。
話し好きだったら、世間話などすると思うから。
あたりまえのことだが「二択どちらか」というものには食傷である。サービスにおいては「どちらも」のほうがよろしかろう。