タクシーの会話は必要?不要?「話さない運転手」賛否 タクシー会社あの手この手
「話しかけないサービス」には賛否両論
都タクシー(京都市南区)は、2017年に「サイレンス車両」なるものを試験導入しました。この車両では、乗降時のあいさつやルート案内、緊急時の対応以外は、ドライバーから乗客に声がけをしないことを、助手席ヘッドレストの裏に掲示していました。
しかし現在、都タクシーはこの車両を運転していません。「『サイレンス車両』は賛否両論ありました。いまは専用車両を設けず、ご要望があれば話しかけないようにしています」といいます。
「話しすぎは事故のもとにもなりますし、黙ってばかりでは『むすっとしている』『怖い』といった印象にもつながります。特に京都は観光地なので、後者のお声は多いです」(都タクシー)
そもそも、「プロのドライバーはお客様を見れば、話しかけてほしいか否かがわかります」と都タクシーは話します。専用車両を設けるのではなく、原点に立ち返り、そのセンスを養っていこう、という方針に転換したそうです。
都タクシーでは「京都検定」合格者など豊富な知識を持つドライバーもいて、車内での観光案内を乗客が喜んでくれることも多く、特にお年寄りは会話を楽しむ傾向だそうです。ドライバーが時と場合に応じて対応することが重要だと話します。
【了】
料金メーターのそばにある運転士さんの名前のところに
「私は話し好きです。お静かな空間をご希望ならその旨お申し付けください。」
なんて書かれていたら嬉しいな。
話し好きだったら、世間話などすると思うから。
あたりまえのことだが「二択どちらか」というものには食傷である。サービスにおいては「どちらも」のほうがよろしかろう。