東海道・山陽新幹線「のぞみ」指定席と自由席、どっちを使う? それぞれにメリットが
「自由席の列」に並ぶなら何号車?
自由席は文字通り「自由」というメリットがあります。乗ったときに進行方向右側の席に座ったものの、窓から差し込む日の光がまぶしいので左側の席に移るといったことも自由です。また、自由席特急券は席や車両だけでなく乗車する列車も指定しません。乗車駅に早く着いたので、乗る予定だった列車より10分早い「のぞみ」に乗ることも可能。その日のうちなら後続の「のぞみ」を使っても構いません。
しかし、「のぞみ」は16両編成中の3両(1号車から3号車)しか自由席がないため、混雑する時期や時間帯は座れない可能性が高くなります。座れる確率を高くするためには、できるだけ始発駅から利用するようにして、早めに駅のホームに入って並ぶ必要があるでしょう。ちなみに、「のぞみ」自由席の座席定員は1号車が65人、2号車が100人、3号車が85人。定員が多い2号車が停車する場所に並んだほうが、席を確保しやすくなるかもしれません。
なお、「のぞみ」普通車の指定席と自由席は、設備の面ではほぼ同じですが、所定の運賃と料金が異なります。東京~新大阪間で「のぞみ」に乗る場合(2019年10月1日以降の大人・通常期)、普通車指定席が1万4720円なのに対し、自由席は850円安い1万3870円です。「のぞみ」を安く利用するなら、自由席のほうに軍配が上がります。
しかし、東海道・山陽新幹線の会員制ネット予約サービス「エクスプレス予約」(2019年10月1日以降の年会費は1100円)に入会して東京~新大阪間の「のぞみ」普通車を利用すると、指定席、自由席ともに1万3620円。1年に2回(自由席は5回)以上利用するなら年会費を含めても所定の運賃・料金より安くなり、指定席と自由席の価格差もありません。このような場合は、価格や設備とは別のメリットを比べて選んだほうがよさそうです。
【了】
>「のぞみ」普通車の指定席と自由席は、設備の面ではほぼ同じですが、所定の運賃と料金が異なります。
料金はともかく、運賃まで変わってしまうのですか?
料金は列車や座席種別によって変わりますが、運賃は乗車区間に応じて決定する為、列車種別に関わらず一律であります。のぞみ号(新大阪〜博多間のみずほ号を含む 以下同様)の場合、グリーン車を含む指定席利用の際は、のぞみ号以外の特急料金から乗車区間に応じた加算額(210円〜640円)が加算されます(グリーン車は普通車指定席特急料金から530円差し引いた上に加算額を加算し、それにグリーン車料金を加算する)。自由席利用の際は、のぞみ号以外の自由席特急料金(指定席特急料金から530円差し引く)と同額となります。ただし、この場合の特急料金は自由席特急料金ではなく「特定特急料金」となります。これは前述のように、のぞみ以外の自由席特急料金と同額とするように調整する為、指定席利用で必要だった加算額を自由席利用では不要にすることから特殊な扱いの特急料金となったと言う訳であります。そして切符の券面上には「自由席特急券/特定特急券」と兼用記載されておりますので、のぞみ号とそれ以外のいずれの自由席を利用することができます(ただ、一部例外があり、双方の駅がのぞみ号停車駅の1駅間については単に「特定特急券」のみの記載が、のぞみ号の停車駅が2駅以上挟まれていない区間については「自由席特急券」のみの記載がされています)。その為、のぞみ号での指定席と自由席での料金差が最大1170円の差(東京〜博多間の場合)が発生するわけであります。なお、各種企画乗車券やEXシリーズについては仕組みがややこしいので、ここでは割愛します。
何でこんな記事書いちゃったんだろうという感じ。
ありがとうございます。自分はのぞみ号(同等格のみずほコーポレート銀行号を含めて 以下同様)は絶対に指定席を利用しますね。たとえ、新大阪〜京都又は新神戸や博多〜小倉間のような1駅間であっても指定席を利用します(と言うか、銭がもったいないので該当区間など短距離区間では、のぞみ以外の列車を利用します)。自分は今でも、のぞみ号は全席指定の列車と思っていますから、自由席は幻のように認識しています。のぞみ号は全席指定に戻してもらいたいですね。自由席を利用したければ、のぞみ号以外の列車を利用することですね。でないと品格が失われてしまいことが懸念されますね。東日本の新幹線のはやぶさ号、こまち号、かがやき号は最速かつ最小限の停車駅である事から全席指定にしていますから品格があります。なので、のぞみ号も全席指定に戻す(みずほコーポレート銀行号は全席指定にする[その際に普通車に差別化がある事から4列席は加算額が必要、現在自由席の5列席については加算額不要とする])べきであります。