東急池上線 懐かしの「緑の電車」復活! 30年前の電車再現 「T.K.K.」の文字も車体に
東急池上線に、懐かしい「緑の電車」が登場。1989(平成元)年まで同線を走っていた「緑の電車」3000系電車を、現在の1000系電車で再現したもので、車体にはこれもまた懐かしい「T.K.K.」の表記が入ります。
30年前に引退した旧「緑の電車」3000系をイメージ
懐かしい「緑の電車」が2019年11月25日(月)、東急池上線に登場します。
池上線は、JR山手線の五反田駅とJR京浜東北線の蒲田駅を結ぶ全長10.9kmの路線。東急電鉄は、商店街や自然、歴史名所など、都心にありながら人情感や下町情緒があふれる雰囲気を持つというこの池上線について、認知度向上や活性化を目的に、2017年度より「池上線活性化プロジェクト」を開始しました。
「緑の電車」は、その一環として登場するものです。1989(平成元)年まで池上線と旧目蒲線で走っていた「緑の電車」旧3000系をイメージして、現在の1000系を「緑の電車」にラッピング。正面に書かれた車両重量などの表記、側面に書かれた「東急」を意味する「T.K.K.」の文字も再現されました。東急電鉄の担当者は「懐かしく感じながら乗ってもらえれば」と話します。
このたび池上線で復活する「緑の電車」は、11月25日(月)の16時51分に雪が谷大塚駅を発車する蒲田行き列車で運転を開始。この日は終日、池上線内で運行するとのことです。
また東急電鉄は現在、「池上線活性化プロジェクト」の一環として、12月8日(日)まで「あなたも! 行けばアガる↑キャンペーン」を実施中。池上線沿線の魅力を再発見してもらうことを目的に、池上線散策用ガイドブックの配布、スタンプめぐりなどを行っています。
ちなみに池上線には、昭和20年代のデザインを復刻した黄色と紺の「きになる電車」も走行中です。
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
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