関東で冬タイヤ いつ履き替える? そもそも替えない? タクシーはどうしてるか聞いた

冬期の降雪が比較的少ない関東では、夏タイヤから冬タイヤに履き替えるか、迷うこともあるかもしれません。地元密着で営業するタクシーはどうしているのか、各地の会社や協会に聞きました。

北関東でも特に履き替えない場合も

 冬期の降雪が比較的少ない関東では、クルマのタイヤを夏タイヤから冬タイヤに履き替えるか、またそのタイミングはいつなのか、迷うこともあるかもしれません。そこでクルマを生業とするタクシーはどうしているのか、聞きました。

 まずは北関東。栃木県タクシー協会によると、県北地域や日光地区では12月に入って間もなく、県中央部の宇都宮地区は12月半ば以降に履き替えるケースが多いそうです。県北であれば、雪の多い日には冬タイヤのうえにチェーンを装着して対応するといいます。

 一方、県南部の小山地区などは暖かく山もないので、冬期に備えての履き替えは、ほぼ見られないとのこと。これは茨城県の水戸地区なども同様で、茨城県ハイヤー・タクシー協会によると、雪が降る予報が出た朝に履き替えている傾向だそうです。

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東京でも大雪に見舞われることがある。写真はイメージ(画像:写真AC)。

 南関東ではどうでしょうか。横浜市などで営業する三和交通(横浜市港北区)では、おおむね年内には冬タイヤへ全車切り替わるといいます。一斉に交換するのは難しいので、11月に入ってから順次進めていくそうです。

 また東京ハイヤー・タクシー協会によると、冬タイヤの対応は各社の経営に大きく影響する場合もあり、基本的には各社の判断に任せているそうです。

 ただ近年、東京でも大雪による大規模な立ち往生が発生しているほか、2018年12月の法令改正で「タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め」の規制が新設されました。こうした動きを受けて、都内の事業者でも冬道に対する意識が変わってきているのではないかと、東京ハイヤー・タクシー協会は話します。

【了】

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