品川に「リニア中央新幹線の巨大な穴」完成 深さ80m直径30m ここから大深度東京を掘削

まず品川~名古屋間で建設されているリニア中央新幹線。その「都市部非常口」の立坑が、初めて完成しました。トンネル建設の拠点になる「巨大な穴」で、ここから発進したシールドマシンが、東京の大深度地下を掘っていきます。

穴は「日本の鉄道」の象徴的な場所 超電導リニアは今後「新試験車両」導入予定

 ここから首都圏第一トンネルを掘っていくシールドマシンは現在、メーカーの工場にて製作中で、2020年1月に完成予定とのこと。できあがったシールドマシンは巨大なため、分割して2020年4月ごろ、この立坑へ搬入される予定。そして穴のなかで再度組み立てられたシールドマシンが、首都圏第一トンネルを掘っていきます。

 ちなみに、「初の超電導リニア営業路線」に設けられるこの立坑は、「日本初の鉄道」である東海道本線と、「最初の新幹線」である東海道新幹線に挟まれた場所に存在。すぐ近くには「日本の鉄道の父」とされる井上 勝(1843-1910)の墓所もあるなど、「日本の鉄道」にとってひとつの象徴的なエリアにあります。

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2020年に登場予定の超電導リニア車両「L0系」改良型試験車のイメージ(画像:JR東海)。

 リニア中央新幹線の建設について、2019年11月には神奈川県駅(仮称)の起工式が行われたほか、その車両が500km/hで走る本線トンネルの工事も複数箇所で進行中。11月には、南垣外工区(岐阜県)の本線トンネル工事風景が報道陣に公開されています。

 そして来年、2020年5月ごろには、超電導リニア車両「L0系」の改良型試験車を山梨実験線に導入。開業に向け、準備が進められていく予定です。

【了】

北品川非常口からシールドマシンでリニア中央新幹線の本線トンネルを掘っていくイメージ(画像:JR東海)。

【地図&図解】リニア中央新幹線「北品川非常口」の場所と「シールドマシン」イメージ

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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