クルマのエンジンかかりづらいときの対処法 バッテリー元気でも「プラグかぶり」注意
救援を呼ぶ前に試すべき対策は
燃料の「プラグかぶり」が原因の場合、前出の自動車整備工場の代表によると、セルを回しつつアクセルペダルを踏むと、エンジンに空気が送り込まれ、火花が散ってエンジンがかかることもあるといいます。
それでもかからない場合、セルを長く回し続けるのは、バッテリーの放電が進む一方で、モーターにも悪影響を与えます。自動車整備工場の代表によると「5分ほど待ってから、もういちどセルを回すと、エンジンがかかることがありますよ。これでかからなければ、もう少し待って再トライしてみてもよいでしょう」とのこと。そのあいだにスパークプラグが乾き、火花がしっかり散るようになっていれば、エンジンがかかるというわけです。
一方、セルを回しても「カチッ」と音がするだけだったり、「キュル、キュル、キュル……」と回転が遅い場合は、バッテリーが原因である可能性が高いといいます。そうした場合は、ほかのクルマのバッテリーなどと自車のバッテリーをつないで、いわゆる「ジャンプスタート」を試す、あるいは救援を呼ぶことも考えたほうがよいでしょう。
このほか、セルの故障やスパークプラグの劣化、単純に燃料が少ない、あるいはポンプの不調によりエンジンに燃料が送り込まれないケースなど、エンジンがかからない原因は複数考えられるそうです。
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無人化したらジャンプスタートまで自動でしてくれたら良いな