生産一時停止の「ボーイング737MAX」どんな飛行機で何が問題なのか 従来737との違いは
生産停止の影響は? 日本での導入予定は
墜落事故を受けボーイングは、2019年3月から自動失速防止システムのソフトウェアを改修します。またパイロットへのマニュアルには、自動失速防止システムを遮断する方法も記載されました。
しかし、アメリカ連邦航空局(FAA)の運航許可を得るのに長引いており、現在のところ見通しがたっていません。顧客への納入も止まっており、こうした現状を踏まえ、在庫をこれ以上抱えるリスクを避けるため、生産停止の形をとったと見られます。
すでにボーイング737MAXの注文は4000機以上を超えており、これはボーイングの民間機部門における生産機数の過半数を占めています。損失は2019年10月末時点で日本円に換算すると、1兆円を超えているとされています。
なお737MAXは2019年12月現在、日本の航空会社での導入は、まだされていません。ただし、ANAは契約書は交わしていないものの、発注に向け準備中であることを公表しているほか、スカイマークも導入する計画を発表していました。
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