フランス高速鉄道「TGV」の「リリア」「イヌイ」に乗った 気になる「新幹線」との違い

「新幹線」と大きく違った「TGV Lyria」の車窓と車内 「寝ること」についても?

「TGV Lyria」では、1等車に乗りました。食事のシートサービスは2年前に終了とのこと。座席にはコンセントがあります。シートは電動リクライニングですが、日本のグリーン車と比べると、めいっぱいリクライニングしてくつろぐ感じではありません。「列車内で寝ること」に対する危機感の違いなどがあるのでしょうか。前後間隔もそれほど広くなく。座席の向きは変わりません。

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フランス国内を走る「TGV Lyria」の車窓から(2019年9月、恵 知仁撮影)。

 フランス国内に入った「TGV Lyria」。日本で表現するなら「広い富良野のような場所」を、最高速度320km/hで駆け抜けていきます。丘陵や平野が広がり、そのあたりで牛が草をはんでいます。

 高速走行する線路の近くに民家などはなく、トンネルもなし。険しい山々や市街地を縫うように走り、トンネルや住宅密集地での騒音対策などに注力している日本の「新幹線」と、環境がまったく違いました。

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「TGV Lyria」のバー車両で注文した赤ワインとキッシュ(2019年9月、恵 知仁撮影)。

 バー車両があるのも「新幹線」との違いです。フランスの赤ワイン(187ml)5ユーロ、キッシュ7.8ユーロを注文。キッシュは電子レンジで温めたものですが、フワフワしていました。冷めても美味しい駅弁もよいですが、車内で食べる温かいもの、これはこれでどこかホッとします。

フランスの高速鉄道「TGV」外観・車内を写真でチェック!

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