フランス高速鉄道「TGV」の「リリア」「イヌイ」に乗った 気になる「新幹線」との違い
日本の「新幹線」と同じく「高速鉄道」として世界に知られるフランスの「TGV」。どんな列車で「新幹線」とどこが違うのか、実際に「TGV Lyria(リリア)」と「TGV inOui(イヌイ)」に乗り、世界遺産モンサンミシェルへ行きました。
「新幹線」と大きく違った「TGV Lyria」の車窓と車内 「寝ること」についても?
「TGV Lyria」では、1等車に乗りました。食事のシートサービスは2年前に終了とのこと。座席にはコンセントがあります。シートは電動リクライニングですが、日本のグリーン車と比べると、めいっぱいリクライニングしてくつろぐ感じではありません。「列車内で寝ること」に対する危機感の違いなどがあるのでしょうか。前後間隔もそれほど広くなく。座席の向きは変わりません。
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フランス国内に入った「TGV Lyria」。日本で表現するなら「広い富良野のような場所」を、最高速度320km/hで駆け抜けていきます。丘陵や平野が広がり、そのあたりで牛が草をはんでいます。
高速走行する線路の近くに民家などはなく、トンネルもなし。険しい山々や市街地を縫うように走り、トンネルや住宅密集地での騒音対策などに注力している日本の「新幹線」と、環境がまったく違いました。
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バー車両があるのも「新幹線」との違いです。フランスの赤ワイン(187ml)5ユーロ、キッシュ7.8ユーロを注文。キッシュは電子レンジで温めたものですが、フワフワしていました。冷めても美味しい駅弁もよいですが、車内で食べる温かいもの、これはこれでどこかホッとします。
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