指定席車なし? 日本の「新幹線」とドイツの高速鉄道「ICE」、乗って実感する違い
日本の「新幹線」と、ドイツの「ICE」。同じ高速鉄道ですが、指定席の扱いや運行体系、サービスなど、さまざまな違いがあります。食堂車でドイツの伝統的な料理を楽しむこともできました。
新幹線と大きく異なる「自由席」「指定席」の考え方
日本の高速鉄道といえばおなじみ「新幹線」ですが、ドイツでは「ICE(インターシティ・エクスプレス)」という高速鉄道が運行されています。ドイツを中心にオーストリア、スイスなどへも通じているICEは、乗客の視点では新幹線とどのような違いがあるのでしょうか。
今回、筆者(塚本直樹:IT・ドローン・宇宙ジャーナリスト)はドイツ北東部のベルリンから南部のミュンヘンまでICEに乗車。ドイツ中部の都市のライプツィヒやニュルンベルクを経由する、約500km、乗り換え無しで6時間47分の行程です。購入したチケットは、交換や払い戻しに制約や手数料がある「Sparpreis(シュパープライス)」の1等席で、価格は163.9ユーロ(約2万円)でした。
新幹線には自由席車両と指定席車両がありますが、ICEは違います。座席の窓上にディスプレイが埋め込まれており、その座席が予約されている場合は、利用者がどこからどこまで乗車するか、そこに表示されます。特に何も表示されていない場合は、自由に座ることが可能です。1等車の座席は比較的空いているので、チケットを購入したうえで空いている(ディスプレイに表示がない)好きな席に座っている人もいます。
ICEは、コンパートメント席(個室)があるのも特徴でしょう。中央に折りたたみ式のテーブルが備え付けられており、家族や友人同士の旅行で利用するのがよさそうです。
また、座席の向きは変えられないのも、新幹線と大きく異なる点でしょう。
スーパーひたち風だね
そう見れば分かりやすい。
もちろん、JR東日本がヨーロッパの考え方を真似たもの。メリットは予約数に応じて編成両数をコントロールできる客車主流の時代の考え。とはいえ、ヨーロッパ各国も固定編成が主流になってきたので少しでも予約を多く確保したいが為に格安チケットを多数発売しているのが現状。
余程の特別仕立ての列車では無い限り、鉄道で食堂車を望むのはほぼ絶望視しなければいけない世の中になってしまった。
もっとも、昔と違い相当に長い時間列車に揺られて・・・なんてことも無くなったから仕方がないのかもしれないが。
その代わりに、最近はフェリーの食堂にその愉しみを見出だしている。
海原に沈む夕日を眺めながらの食事、晩酌は堪らない。船舶だけは、せめて船舶だけはいつまでも食堂設備を廃さないで欲しいものだ。
全くですな、
500kmを乗り換え無しで7時間弱かかるようでしたらそりゃ食堂車も残ってもおかしくないわな……(ちなみにちょいと長い東京大阪間を6時間30分で在来線時代の特急「つばめ」は結んでた。ちなみに現在は佐川急便貸切のSRCが東京貨ー安治川口(大阪)を6時間ちょいで結んでる)。
なお倍くらい長い東京博多間を最速6時間56分で結んでた新幹線「ひかり」のために食堂車が出来たけど。
日本の新幹線と違って,最高速度で走れる区間が限られているのが残念。
日本の新幹線と違って最高速度で走れる区間が限られているのが残念。