夜行バスでうまく寝る方法 グッズ 姿勢 リクライニング角度 体の負担軽減&安眠テク

夜行バスで眠るための便利グッズ 選ぶポイントは?

――ネックピロー(首まくら)やアイマスクを使う人もいますが、どのような効果があるのでしょうか?

 ネックピローは、眠っているあいだに首が傾くことによる痛みを防げます。選ぶポイントとしては、ボリューム(ふくらみ)を手動で調整でき、携帯性に優れ、洗濯も可能なものがよいでしょう。

 またアイマスクも効果的です。光は、まぶたを通してでも目に入ってきてしまいますので、アイマスクによって「夜の環境」を作ることは有効です。こちらも締め付けが少ないものを選ぶとよいでしょう。

 強い光を浴びると、眠りを促すメラトニンというホルモンの分泌を阻害してしまいます。したがって、車内でスマートフォンを使うことも眠りを妨げますし、途中のトイレ休憩で車外へ出るような場合も、売店などの明るい光を極力浴びないことが大切です。

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通路側に仕切りカーテンが設けられている場合でも、スマートフォンなどの光が漏れることがある(2019年3月、伊藤真悟撮影)。

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 高速バスに1100回以上乗車しているライターの須田浩司さんは、夜行バスの乗車時にネックピローは必ず持参するそうです。このほか、空気で膨らむ腰当てや、携帯用のスリッパ、そして小さめのブランケットもあったほうがよいといいます。ブランケットはおおむね車内に備えつけられていますが、時折ないバスもあるそうです。

 ちなみに、眠るため乗車前にお酒を飲む、という人もいるかもしれませんが、西川によると、アルコールは睡眠の質を低下させるため、基本的におすすめできないとのこと。また、ライターの須田さんは「疲れすぎた状態で乗車するのも、逆に眠れなくなります。乗車前日はできるだけ睡眠をとったほうがよいでしょう」と話します。

【了】

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