上限料金変わる首都高 安いルートは? 横浜北西線開通で東名と連続利用時 最大1800円

東名高速と接続する首都高の新線「横浜北西線」開通にともない、両路線を連続利用した場合に、首都高の上限料金が引き上げられます。北西線の利用で、従来より安くなるケースもあれば、高くなるケースも存在。その「境目」はどこなのでしょうか。

東名と北西線の連続利用時に首都高の料金を調整

 首都高の新線「横浜北西線(以下、北西線)」が2020年3月22日(土)に開通し、横浜青葉JCTで東名高速と首都高が接続します。これにともない、普通車で上限1320円に設定されている首都高の料金が、「東名と北西線を連続利用した場合」に限り、上限1800円まで引き上げられます。

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横浜北西線の開通でルート選択が可能に。東名と北西線を連続利用した場合、料金調整が行われる(画像:首都高速道路)。

 これは、たとえば東名を走り東京都心に向かう場合、横浜青葉を通過しそのまま首都高3号渋谷線に入った場合と、横浜青葉で首都高の北西線に乗り換え横浜市街地を経由して向かった場合とでは、現行ルールのままだと料金に大きな差が出てしまうためです。

 具体例を挙げると、横浜青葉から東名~首都高3号線経由で常磐道(三郷JCT)までは距離にして53.6km、料金は東名の横浜青葉~首都高接続部が430円、首都高が上限料金適用で1320円で計1750円です。これに、東名を利用した際に徴収される170円のターミナルチャージ(初乗り運賃のようなもの)が上乗せされます。

 対して北西線経由の場合、横浜青葉から常磐道まで首都高だけを走ると最短64.3kmですが、現行ルールのままだと上限料金の1320円で利用できることになります。これは公平さに欠くということで首都高速道路は、東名~首都高3号線ルートと北西線利用ルートの料金を同水準に調整し、「各ルートの適切な交通分担を図る」としています。

 横浜青葉から東北道や東関東道、京葉道路へ向かう場合も同様で、東名と北西線の連続利用時に上限1800円が適用され、東名~首都高3号線経由より50円高くなります。

 では、北西線経由で従来の料金より安くなるのは、どのような範囲なのでしょうか。

【地図】北西線経由のほうが3号線経由より安くなる「境目」

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コメント

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6件のコメント

  1. 保土ヶ谷バイパスと狩場線を使ったほうが大幅に安いですね。
    こりゃ朝晩の狩場線の大渋滞は無くならないな。

  2. 狩場回りの車を、直接北西線に誘導するんじゃなく、
    用賀回りの車を分散させるのが主眼なんだろうな。

    で、上手いこと渋滞が緩和したら、
    今まで料金だけでなく用賀方面の渋滞を嫌って(「どうせ同じく渋滞するなら安い方」含め)狩場に向かってた車の一部でも用賀方面に戻って来て、
    あわよくば狩場ルートの渋滞も軽減されれば儲けもの・・・ぐらいに考えてるのかも。

    • 結局、狩場方面の渋滞対策は、
      圏央道の延伸・接続待ちって事か・・・

  3. つまり横浜青葉で降りてETCカード差し替えか

    • もしくは、東名現金で。
      厚木とか横浜町田までなら深夜割引分の元は取れる。

  4. 横浜青葉インターが最寄りで、横浜青葉インターから北西線に入った場合でも東名・北西線の連続利用の対象となるのでしょうか?