国産初ジェット旅客機は「YSX」だったかも…なぜ実現しなかったか?「YS-11」後継機

話題が絶えない三菱「スペースジェット」は日本初の国産ジェット旅客機の触れ込みですが、それまで何度か日本はトライしたことがあり、そのひとつが「YSX」です。なぜ実現しなかったのでしょうか。

リージョナルジェット戦国時代の1990年代 日本がパートナーに選んだのは

「YS-X」計画が本格的に動き始めた1990年代前半は、50席から100席クラスで航続距離の短い「リージョナルジェット」市場が活発化し、世界的な製造競争の時代に突入していました。

 カナダのボンバルディアやブラジルのエンブラエルといった航空機メーカーが、リージョナルジェットの新たなモデルを次々と発表するなか、日本航空機開発協会はボーイングと共同で開発する方針をとります。

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ANAウィングスのボーイング737-500型機(2019年12月、乗りものニュース編集部撮影)。

 ボーイングは、それまで日本と767シリーズなどを共同で開発した前歴があり、それらは日本側に主導権がなかったものの、ビジネスパートナーとして良い関係を築いていたことが、同社へ共同開発を打診した理由のひとつとされています。

 ボーイング側は当初、日本航空機開発協会のオファーを渋っていたものの、1994(平成6)年になると、「YSX」の座席数を90席クラスまで増やし、ANAでも導入されている「737-500型機」をベースにした新型機として日本側に提案、共同検討が始まります。

 これにより、念願であった日本中心の「国産ジェット旅客機」開発への流れはいよいよ本格化し、当時、世界で活発化していた航空機市場にいよいよ参入かと思われました。ところが「YSX」のライバルが、ボーイングの地元アメリカ国内に出現します。

【写真】「YSX」が実現したらコックピットはこんな感じになっていたかも

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コメント

2件のコメント

  1. YSXの写真を是非みせてください。お願いします。

  2. 国産初のジェット旅客機、YSXよりもそれ以前にYS11のエンジンをターボファンに改装したYS11-Jや、DC10をそのままスケールダウンした様なスタイルの3発機YS33というのが計画されていたんだけどなあ。

    まあ、どっちも結局は実現しなかった機体ですからね。

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