下落一転 ガソリン価格16週ぶり値上がり レギュラー5.6円アップの地域も
先週より値を下げた地域もあれば、一気に上がった地域もあります。
資源エネルギー庁は2020年5月20日(水)、石油製品価格調査の結果を公表しました。5月18日(月)時点におけるレギュラーガソリンの店頭現金小売価格の平均は、1リットルあたり125.5円で、前の週と比べて0.7円アップし、16週ぶりの値上がりを記録しました。
都道府県別にみると、群馬県が5.6円と、最も大きく値上がりしました。北海道の3.9円をはじめ、近ごろ大きく下落していた北日本地域も軒並み価格が上昇しています。一方、もともとガソリン価格が高めの九州などは、前週に引き続き値を下げています。
ガソリン価格比較サイト「gogo.gs」によると、5月15日(金)の時点で、直近の投稿価格と比較して10%以上異なる価格が投稿されたことを知らせるアラートが大量に届いていたといいます。レギュラー100円台など、全国平均より大幅に安い店舗での値上がりが顕著で、そのような地域や店舗を中心に、10円以上値上がりしたところも多くあるそうです。
資源エネルギー庁の価格調査を受託している一般財団法人 日本エネルギー経済研究所 石油情報センターによると、新型コロナウイルスの影響により石油需要が減退していたのが、5月に入り世界的に経済活動再開の動きが見られること、またサウジアラビアとロシアによる石油の減産施策により、供給過剰の改善への期待感も高まっていることから、原油価格が上向いているそうです。
【了】
コメント