新幹線に乗っていて 一瞬だけ止まる空調の音 なぜ? その空調・換気の仕組み

N700系新幹線の「穴」 上と下に多数あるのもポイント

 なお新幹線の空調装置にはフィルターが取り付けられ、空気の浄化が行われているほか、停車中でも空調・換気装置は稼働しているそうです。

 またJR東海によると、新幹線の新型コロナウイルス対策として、車掌による巡回時の車内消毒、車内清掃時の消毒作業強化、自動改札機や券売機のこまめな消毒などを新たに実施しているとのこと。

 東海道新幹線で乗務するJR東海 東京第二運輸所の薗部列車長は「また多くの方にご利用いただけることを心待ちにしております。そのためにも、一人でも多くのお客様が笑顔で快適にご利用いただけるよう、感染防止の取り組みをしっかり行ってまいります」と話します。

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車掌も車内巡回時、乗客が手を触れやすい場所を中心に消毒する(2020年5月28日、恵 知仁撮影)。

 ちなみに、N700系(N700A)新幹線の客室において空気は、荷棚の下に備えられている吹出し口から、各座席の下にある排出口へ、という流れ。それぞれ客室に多数存在し、車内の各所で空気が入れ替わっているのもポイントだそうです。

【了】

【写真】N700系新幹線 実は足元にある「見えない空気排出口」

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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