新型新幹線「N700S」全席コンセントだけじゃない座席まわりの進化とは 実際に乗って
新型新幹線「N700S」 走行中に普通車からグリーン車へ歩いて行った結果
新型新幹線「N700S」の座席まわりでは、このほか以下のような進化も見られます。
・グリーン車の読書灯について、照射範囲が70%拡大。
・グリーン車の肘掛けに収納されているテーブルのサイズが20%拡大。
・グリーン車のフットレストが25%大型化。
・グリーン車における着座した際の足元空間が15%拡大。
・グリーン車の座席にある網袋のサイズが拡大。
・普通車の座席にあるリクライニングレバーが大型化され、操作しやすく。
・11号車(普通車)の車いすスペースが1台から2台分に増加。
また、揺れを打ち消す方向の動きを与え、乗り心地を向上させる「フルアクティブ制振制御装置」も一部の車両へ新たに搭載されました(両先頭車とグリーン車、パンタグラフがある5号車と12号車)。それ以外の車両も「セミアクティブ制振制御装置」を搭載し、乗り心地の向上が図られています。
2020年6月、デビュー前のN700Sグリーン車へ実際に乗ることができましたが、その印象は、走行中の車内を普通車から移動していっただけに、違いがよく分かったのですけども、明らかに静かで、揺れが小さかったです。
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
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