新型新幹線「N700S」全席コンセントだけじゃない座席まわりの進化とは 実際に乗って
2020年7月デビューの新型新幹線「N700S」。座席まわりでは全席コンセントが大きな特徴ですが、実際に乗ってみたところ、普通車、グリーン車とも、気の利いた形にいろいろと進化していました。N700SとN700Aも乗り比べてみました。
新型新幹線「N700S」と従来の「N700A」 乗り比べてみて
東海道・山陽新幹線で17年ぶりとなるフルモデルチェンジ車両「N700S」。見た目こそ従来のN700系(N700A)と似ていますが、実際に乗ってみて、より気の利いた形に進化したという印象を受けました。
座席まわりについては、カーテンを下げても飲み物を置きやすくなった窓のテーブルほか、多目的フックが座席の背面に用意されたのも、気の利いた進化でしょう。小袋や傘などをかけておけます。
全席に用意されるコンセントは、普通車もグリーン車も肘掛けにあります。前席の背面にコンセントがあると、たとえばそれでスマホを充電している人の前を通って通路に出たいとき、少々手間を要しますが、肘掛けであれば容易です。
座席そのものも進化しています。普通車、グリーン車とも、背もたれと連動して座面が沈むようになりました。特にグリーン車は深く沈み込むほか、リクライニングした際に回転の中心となる部分が臀部付近からくるぶしになり、倒した角度によらず常に疲れにくい姿勢で心地よく座れるといいます。
実際にN700SとN700Aの普通車で座り比べてみたのですが、特に大きくリクライニングしたときのフィット感が、N700Sは良かったです。
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