空港では世界初! 羽田空港の長~い徒歩移動に強い味方「全自動車いす」JALが導入

「羽田だけは車いす使いたい」利用者要望が多いワケ

 JAL空港企画部の大西康晴さんは、羽田空港に「自動運転車いす」を導入したのは同空港ならではの理由があるといいます。

「羽田空港は端から端まで800mあり、私たちも移動するのに疲れるときがあります。また長距離歩行にご不安を持つ方のなかでは、普段車いすでなくても、羽田空港だけは車いすを使いたいと思われる方もいらっしゃいます。また新型コロナの影響で、他人との積極的な接触は避けたいと考える方も多いようです」(JAL空港企画部 大西康晴さん)

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右がJAL空港企画部の大西康晴さん(2020年7月1日、乗りものニュース編集部撮影)。

 なおJALによると、これは同社が提唱する「スマートエアポート」の取り組みのひとつといいます。JAL機に乗るまでの動線に先端技術を使うことで利用者の待ち時間を減らし、時間をより有効活用してもらうことを目指すもので、羽田空港では自動手荷物預け機もこの一例として挙げられます。

 今後、羽田空港の自動運転車いすは、対応できるゲートの数を増やすことも検討しているとのことです。

【了】

【写真】変わる羽田空港T1 進化はまだまだ…

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コメント

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1件のコメント

  1. ある住宅評論家が「これからの都市計画技術者はその作品がウォーカブルであるか否かによって評価が変わってくる」と言っていました。
    残念ながら羽田空港内部はきっと、歩くのが嫌になってくる、タイプの設計なのでしょう。