東京メトロ「おうちでメトロ学び隊!」開催の背景 新型コロナ感染予防の工夫も

新型コロナウイルスの影響で学校が臨時休校になるなどするなか、東京メトロがイベントを開催。ウェブ上で、学習支援の一助になればという思いから実施され、新型コロナウイルスの感染拡大を防止する工夫も行われています。

新型コロナで学校が休校になるなか

 東京メトロが2020年3月25日(水)から5月10日(日)まで、「おうちでメトロ学び隊!」を、ウェブ上で小学生以下を対象に開催。お絵かきコンテスト(3月19日から先行実施)やオリジナルペーパークラフト公開、動画を使った東京メトロの工場見学、駅コンサート、東京メトロの仕事紹介を行いました。

 新型コロナウイルスの影響で学校が臨時休校になるなか、家で過ごすことが多くなる子どもたちに向けたイベントで、民間企業から子どもたちへ支援の輪が広がっているなか、東京メトロとしても学習支援の一助になれば、という背景などから開催したそうです。

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「なりきり駅長表彰式」の様子(2020年7月、恵 知仁撮影)。

 この「おうちでメトロ学び隊!」では、お絵かきコンテストの作品と、工場見学・仕事紹介の感想文を子どもたちから募集。240件の応募のうち最優秀賞の40組を招き、東京メトロ有楽町駅の駅長になりきってもらい表彰する「なりきり駅長表彰式」が2020年7月に実施されています。首都圏のみならず、北海道などからも応募があったそうです。

 東京メトロの村松さんによると、絵の応募もそれ自体を送ってもらうのではなく、写真に撮ってメールで送ってもらうといった感染予防対策をしたとのこと。

「応募してくださったお子様たちの絵画や感想文を拝見し、自分の仕事に対して誇りが持てましたし、部内全員、胸が熱くなりました」(東京メトロ 需要創出・マーケティング部 村松吉実さん)

 なお、お絵かきコンテストの優秀作品は、千代田線の乃木坂駅で展示されています。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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