「日本の中心」行く「路線図にない地下鉄」同乗取材 東京メトロ「8・9号連絡側線」とは?(画像15枚)

“日本の中心”ともされる場所の地下に、路線図にない東京メトロの線路があります。その名は「8・9号連絡側線」。何のために存在しているのでしょうか。これに乗車する「シークレットツアー」列車に同乗取材しました。

ある路線のことを意味している「8」と「9」

 東京メトロが2017年12月9日(土)、“路線図にない線路”を通る「シークレットツアー」を実施しました。

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「シークレットツアー」で使用された千代田線16000系電車(2017年12月9日、恵 知仁撮影)。

 その列車は、地上にある千代田線の綾瀬駅(東京都足立区)を発車したのち、荒川を渡り地下へ潜って、霞ヶ関駅に停車。しかし着いたのは、通常の代々木上原方面行きではなく、逆の綾瀬方面行きホームです。

 そこで運転士が交代したのち、霞ヶ関駅を普段の左側通行ではなく、右側通行の状態で発車。ほどなく千代田線から右へ分岐し、線路が1本だけの単線トンネルを抜けると、そこは有楽町線の桜田門駅でした。

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8・9号連絡側線の通っている場所のイメージ。付近に国会議事堂や外務省、国土交通省など(国土地理院の地図を加工)。

 この単線トンネルは「8・9号連絡側線」と呼ばれ、中央官庁が集まる「日本の中心」の地下をくぐって、その名の通り有楽町線(8号線)と千代田線(9号線)を連絡。長さ約720mの「路線図にない線路」です。

 かつて、小田急線と有楽町線の新木場駅を結ぶ特急「ベイリゾート」などが、この8・9号連絡側線を通り臨時運行されたこともありました。しかし現在、8・9号連絡側線は基本的に、有楽町・副都心・南北線の車両が、千代田線の沿線にある東京メトロ綾瀬工場(東京都足立区)へ検査を受けに行くときに利用されます。

 そのため今回の「シークレットツアー」のように、逆に千代田線16000系電車が8・9号連絡側線を通って有楽町線に現れるのは、大変珍しいことです。

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