駅弁の空き容器や掛け紙が売れる!? 昔の茶瓶に約5万円の高値 ヤフオクの人気駅弁グッズ
7月16日は「駅弁記念日」です。
新型コロナウイルスの影響による旅行需要の減少で、各地の駅弁事業者はインターネット通販に力を入れています。一方、インターネットオークションなどでは、駅弁そのものというより、駅弁の関連アイテムが広く取引されています。
オークションサイト「ヤフオク!」における、「駅弁」を含む人気キーワードランキングは以下の通りだそうです。
・1位:駅弁 フィギュア
・2位:駅弁 包装紙(掛け紙)
・3位:駅弁 本
・4位:駅弁 容器
・5位:駅弁 土瓶(茶瓶)
1位の「駅弁 フィギュア」は、JR東日本リテールネット社が2019年7月に発売した「駅弁コレクション」のオリジナルカプセルフィギュア(いわゆる「ガチャ」)や、日本コカ・コーラがかつてペットボトル飲料のおまけとした「車窓付き全国駅弁フィギュア」などが人気だそうです。
また、実際の駅弁を包んでいた掛け紙や、食べ終わったあとの空き容器も、多く出品が見られます。たとえば最近(2020年7月15日から過去120日間、以下同)では、JR信越本線 横川駅(群馬県安中市)開業100周年記念の「峠の釜めし」の掛け紙が、入札20件、1万1000円で落札されたとのこと。益子焼が使われる「峠の釜めし」のほか、鉄道車両やアニメキャラクターなどがかたどられた駅弁の空き容器も、多く出品されています。
また5位の「土瓶(茶瓶)」は、缶やペットボトルが普及する以前に駅弁とセットで売られていた、お茶が入ったガラス瓶や土瓶のこと。地域ごとに焼き物の種類やデザインの違いがあり、コレクターのあいだで人気なのだそうです。最近では、戦前の「神戸鉄道局」の刻印が入ったガラス茶瓶が、4万6500円で落札されたケースもあるとか。
ちなみに、7月16日は「駅弁記念日」です。1885(明治18)年、宇都宮駅で初めて駅弁が発売されたという説にちなむものですが、「日本初の駅弁」は諸説あります。
【了】
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