消えた駅弁、残った駅弁 鉄道の進化に左右された峠の名物の「その後」

かつて駅弁が販売されていた峠のふもとの駅も、新線開通や車両の高性能化などで環境に変化が。危機を乗り越えて現在も営業している調製元があれば、一方で廃業や移転を余儀なくされた店もありました。

鉄道の歴史とともに歩んだ駅弁

【本記事は、旅行読売出版社の協力を得て、『旅行読売臨時増刊 昭和の鉄道旅』に掲載されたコラム「鉄道事情の変遷で消えた駅弁、残った駅弁」を再構成したものです】

※ ※ ※

 2018年は慶応から明治へと年号が変わって150年の節目の年である。駅弁の歴史も140年以上を重ね、起源は諸説あるが、1877(明治10)年には梅田駅や神戸駅、1884(明治17)年には宇都宮駅で販売されたといわれている。20世紀から21世紀へ、世紀を越えて多くの人に親しまれている駅弁は、日本の食文化の一つとして鉄道での旅には欠かせないものとなっており、多種多様なものが販売されている。

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荻野屋の「60周年記念釜めし」(1500円)。タイやエビも入った豪華版。この機会にぜひ味わいたい(画像:齋藤雄輝)。

 鉄道の延伸とともに、各地の駅に弁当を立ち売りする事業者が現れたが、機関車や車両の高性能化、線路などの設備改良で輸送状況が大きく改善されると、停車時間の短縮や別線経由の運転などにより、弁当が売れなくなってしまう。しばらくして、ひっそりと竈(かまど)の火を落としていく調製元が数多くあった。

 ここでは鉄道事情により廃業や移転を余儀なくされた調製元と、危機を乗り越えて現在も頑張っている駅弁屋さんを紹介したい。ご当地を訪ねた際には、その場で伝統の味を楽しむと、いつもとは違った旅の思い出が残ることだろう。

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コメント

2件のコメント

  1. 20年ほど前まで高山線の飛騨金山駅で売っていた「栗こわい」の復活を希望したいな。

    おじさん一人で作っていたけど、後継者がいなくなって廃業したんだよね。

  2. >栗こわい

    時刻表に載っており、栗がこわいってどういうことよ????と、思いました。

    それと、中部地方ですとペリカンなんてのもあったような…

    碓氷峠の駅弁ですと、軽井沢のゴルフ弁当食べたかったなあ…

    ゴルフボール型の容器の洋風弁当だったかと。

    小諸の藤村一膳飯もなかなかの逸品でした。

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