まるでスペースコロニー建設現場 いま大深度地下で進むリニア中央新幹線工事の姿
建設が進められているリニア中央新幹線。巨大な穴の底、首都東京の大深度地下でいま、まるで「スペースコロニー」のようなものが組み立てられています。超電導リニアが500km/hで走るトンネルを、それが掘っていきます。
「スペースコロニー」の円盤が回転して穴を掘る
建設が進んでいるリニア中央新幹線。その北品川非常口(東京都品川区)の大深度地下で、まるでSFアニメに出てくる「スペースコロニー」のようなものがいま、組み立てられています。
リニア中央新幹線の始発駅である品川駅から、次の神奈川県駅(仮称)までの全区間を構成する、全長およそ36.9kmもの第一首都圏トンネル。それを掘削する機械「シールドマシン」です。
「スペースコロニー」のような円筒形で、外径およそ14.5m、長さは、スクリューコンベアなどの後部設備を含めると約40m、重量はおよそ3000トンにもなる大きなものです。
北品川非常口に掘られた、直径30m、深さ80mという大きく深い縦穴の底で“円筒”は組み立てられており、完成後、水平方向に発進。円筒前端にある刃が付いた巨大円盤「カッターヘッド」が回転して岩盤を削って、そこへ円筒全体が潜り込みながら、その外周へトンネルの壁を製作。そうして掘り進んでいくことで、超電導リニアが500km/hで走る直径14mのトンネルが、首都の大深度地下にできあがるくしくみです。
品川から東側にも延伸して欲しい
一県一駅の原則に則って品川~千葉県駅(成田空港)~茨城県駅(水戸)~福島県駅(いわき)~宮城県駅(仙台)
までは作ってくれ
ハタマタ、このコロナ禍後の新しい社会で本当にリニアが必要とされるのだろうか?
岐路に立たされた感がある。