首都高PAで増「短時間駐車マス」効果は? 難しい駐車マス増設 「停められない」の声に応え

駐車マスは増やせない? 短時間駐車マスの効果は

 近年、高速道路のSA・PAでは全国的に駐車マス不足が顕在化し、マスの増設や駐車エリアの拡張、長時間駐車を抑制するための広報活動などが進められています。

 一方で首都高のPAは、そのほとんどが駐車台数100台以下、なかには10台以下の小さなエリアもあります。駐車場の増設やPAの新設については「都市内高速道路という性質上、その大部分を道路や河川といった公共空間の上部に建設しているため困難」だそう。

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箱崎PAはトイレと自動販売機のみの小さなエリア(2020年8月、中島洋平撮影)。

 そうしたなか、南池袋PAに短時間駐車マスを整備して効果を検証したところ、平均駐車時間が一般駐車マスの15分31秒に対し、短時間駐車マスは5分2秒と、3分の1以下になったそうです。そこで駐車台数50台未満のPAから優先的に短時間駐車マスを整備してきたといいます。

 首都高速道路ではかねて、ポスターの掲示やPAの館内放送などで短時間駐車への協力を呼び掛けてきたといいます。利用者の意識に依存する短時間駐車マスの整備も、その延長といえそうですが、「短時間用」と区別したことによる長時間駐車の抑制効果はあったようです。

【了】

【比較】駐車時間は大きく減少「短時間駐車マス」整備効果

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コメント

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1件のコメント

  1. ドライブスルーでETC支払いが可能になったというし、PA入退場で一定時間を経過した場合に課金することも可能かな? (しかしETC未搭載車に課金できないという不公正が発生)