550km/h走行に成功 改良型超電導リニア「L0系」

改良型のL0系を使った超電導リニアの走行試験が、山梨実験線でスタート。550km/hでの走行試験を無事に終了しました。

7両編成で走行

 超電導リニア車両「L0系」の改良型試験車を使った走行試験が、2020年8月17日(月)に山梨実験線でスタート。8月19日(水)に、山梨実験線の設計最高速度である550km/hでの走行試験を実施し、安全上の問題がないことが確認されました。

 改良型試験車は、2020年に先頭車両1両、中間車両1両が製造され、既存のL0系車両と組み合わせた7両編成で走行試験が行われています。

 改良型試験車は、既存のL0系と比べ先頭形状の最適化により空気抵抗が約13%下げられていること、誘導集電方式の全面採用、前照灯と前方確認用カメラの位置変更などが特徴です。

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超電導リニアL0系の改良型試験車(画像:JR東海)。

 JR東海は今後、改良点の効果の検証などを行うため、しばらくの間、消費電力や車外騒音を測定する走行試験を行う予定とのこと。

 なお超電導リニアは2015年4月、山梨実験線で既存のL0系が603km/hを記録しています。

【了】

「L0系改良型試験車」特徴をわかりやすく図解!

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