いまや数えるほどのEL牽引旅客列車 元西武の電気機関車で大井川鐵道が臨時運転

合計6日間走ります。

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電気機関車が牽引する旅客列車(画像:大井川鐵道)。

 大井川鐵道は2020年9月2日(水)、大井川本線の新金谷~千頭間で、電気機関車(EL)が牽引(けんいん)する急行「かわね路号」を運転すると発表しました。

 運転日は9月5日(土)、6日(日)、12日(土)、19日(土)、20日(日)、21日(月・祝)。時刻は新金谷11時52分発と千頭14時55分発です。

 電気機関車は1986(昭和61)年から1987(昭和62)年にかけて製造された元西武鉄道のE31形です。客車はボックスシートが並ぶ旧国鉄の旧型客車3両が連結されます。

 EL急行料金は大人500円、子ども250円です。電話予約できるほか、空席があれば当日券も発売されます。

 2020年9月現在、国内のEL牽引旅客列車はJR東日本の「EL碓氷」など一部の観光列車が該当しますが、定期的に運行されている列車だと大井川鐵道井川線の長島ダム~アプトいちしろ間や、富山県の黒部川沿いを走る黒部峡谷鉄道が挙げられます。

 大井川鐵道は「SL列車、昭和生まれの電車、そしてEL列車と昭和が満載。昭和に乗って、昭和に触って、昭和の香りを楽しみ……昭和の楽しみ方は人の数だけあります。どうぞご自身の楽しみ方を」としています。

 なお、蒸気機関車(SL)牽引の急行「かわね路号」は、SLの車両不具合のため運休中。再開については決まり次第発表するとしています。

【了】

【写真】昔ながらの旧型客車の車内

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