乗るメガネ? 輪っかボディのEV原付 折り畳んでリュックにすっぽり 日本上陸なるか
物理的なブレーキなし モーターで走る・止まる
「スマサークルS1」は、右手の親指でスロットルを下げて進む仕組みです。ただ始動の際には少し地面を足で蹴る必要があり、シートにまたがって乗るバイクではあるものの、電動キックボードのような動き出しでした。すぐにスピードが上がり、最高速度20km/hに到達します。
車輪は耐久性に優れたエアレスタイヤを採用しており、モーターは後輪に内蔵された、いわゆるインホイールモーター構造です。物理的なブレーキはなく、左手の親指でブレーキのスロットルを下げると、モーターに抵抗がかかり、すっと止まります。始動と停止時には少しフロントがぐらつきましたが、慣れの問題もあるでしょう。
なお、フル充電にかかる時間は3時間で、約20kmの走行が可能。また専用のスマートフォンアプリと連動しており、走行情報の管理や駐車時のロックなどもスマホを介して行います。
「『トロン』や『ブレードランナー』といった映画に出てくるような近未来的なニュアンスを持った乗りものです」とキビダンゴは話します。新型コロナの影響で、交通機関の利用がはばかられるなか、新しい交通手段としても注目したいプロダクトだそうです。クラウドファンディングは9月3日現在、およそ1537万円が集まっています。
ちなみに蔦屋家電では、このほかにも様々な新しい電動モビリティが展示・販売されています。
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