JALグループLCC「ZIPAIR」 2路線目も異例のスタート 「乗客なし」でソウル線を開設

JALグループの中長距離LCC「ZIPAIR」が、成田~バンコク線に次いで、成田~ソウル線の運航を始めました。新型コロナの影響で、国際線旅客便の運航が難しい状況下、今回も「旅客便を使った貨物便」という異例の運航形態です。

将来はホノルル、北米方面も

 JAL(日本航空)グループの中長距離LCC(格安航空会社)、ジップエア(ZIPAIR Tokyo)が2020年9月12日(土)、同社2路線目となる成田~ソウル(仁川)線を「旅客機を用いた貨物専用便」として就航。成田発の初便が同日朝9時30分ごろ、成田空港を離陸しました。

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ソウルにむけ成田空港を出発するZIPAIR機(2020年9月12日、乗りものニュース編集部撮影)。

 ジップエアは日本初の国際線をメインとするLCCとして発足。当初の計画では2020年5月に成田~バンコク線、7月に成田~ソウル線で旅客便を開設する予定でした。ところが新型コロナウイルスの影響で国際線旅客便の運航が難しい状態であることから、計画が変更されています。

 2020年6月、ジップエアは成田~バンコク線を、乗客を乗せず航空貨物のみを胴体下部の貨物スペースに載せて運航するという、異例の形でスタート。そして、今回開設された成田~ソウル線も同様の形態がとられました。

 当日の成田発の航空貨物は、電子部品など1tを搭載。折り返しとなるソウル発の便では、電子部品、自動車部品、衣料品など9tが積まれる予定です。なお、これらの貨物搭載量は今後増える見通しとのことです。

 また、今回のフライトでは訓練のため、CA(客室乗務員)の教官と訓練生など計11名が搭乗します。なお、バンコク線と同様、この貨物便はJALとのコードシェアを実施。ジップエアは、それぞれの国との物流ルート確保に貢献していきたいとしています。

 また、同社は年内にも成田~ホノルル線の開設を目指しており、将来的には北米方面への路線展開も検討しているとのことです。

【了】

写真でサッと見る ZIPAIRのソウル線初便

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