白石 光(戦史研究家)の記事一覧
Writer: 白石 光(戦史研究家)
東京・御茶ノ水生まれ。陸・海・空すべての兵器や戦史を研究しており『PANZER』、『世界の艦船』、『ミリタリークラシックス』、『歴史群像』など軍事雑誌各誌の定期連載を持つほか著書多数。また各種軍事関連映画の公式プログラムへの執筆も数多く手掛ける。『第二次世界大戦映画DVDコレクション』総監修者。かつて観賞魚雑誌編集長や観賞魚専門学院校長も務め、その方面の著書も多数。
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不吉を運ぶフネ? 戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」短命ながらも“The 疫病神”
不運が連続するというのはどんな世界にでもあること。とはいえ、あまりにも運に見放されているんじゃないかと思えるほどトラブルが続くと怖くもなります。そんなイギリス戦艦が第2次大戦中のイギリスにありました。
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歩兵1人でも戦車を撃破! ぶ厚い装甲貫く成形炸薬弾の仕組み 世紀の発見“メタルジェット”
戦車のぶ厚い装甲を貫き、撃破するための砲弾には大きく2種類あります。ひとつは運動エネルギーで貫通する徹甲弾。もうひとつが弾体内部の炸薬による化学エネルギーを用いる成形炸薬弾です。炸薬の威力で穴を開けるには、コツが必要です。
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一体いくつある?「クイーン・エリザベス」という名の船 軍艦と客船は「同名」でも「別人」
2021年9月現在、イギリスには空母「クイーン・エリザベス」とクルーズ船「クイーン・エリザベス」の両方が存在します。両船はともすると現在のエリザベス女王(エリザベス2世)が名前の由来に思えがちですが、実は違うようです。
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聞いたことある! 100年前来日のイギリス戦艦と今はなき有名アパレル企業との意外な関係
2021年9月、イギリス空母「クイーン・エリザベス」が横須賀に入港しましたが、今から1世紀ほど前にもイギリスの新鋭艦が来日しています。その名は「レナウン」。かつて一世を風靡した、今はなき有名アパレル企業との関係は。
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戦車の歴史は帽子の歴史? 戦車乗りなら絶対に必要な「戦車帽」とは 被らなきゃ死ぬ!?
戦車は砲や機銃だけでなく様々なものを車内に装備しています。結果、戦車のなかは狭く、乗り心地はけっしてよくありません。そのため専用の帽子、その名も戦車帽を被ることがあります。それはどのようなものなのでしょう。
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大和以前の“世界最大の戦艦”一瞬で沈んだワケ 大英帝国の象徴だった「フッド」
世界最大の戦艦である旧日本海軍の大和型。しかし第2次大戦が始まる前、1930年代前半まで世界最大だったのはイギリス海軍の「フッド」でした。イギリスの象徴でもあった「フッド」が生まれた経緯と、一瞬にして沈んだ理由を探ります。
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哨戒機なぜ丸腰に? ゴテゴテ武装が不要になったワケ でも過去にはヤル気まんまん空対空ミサイル積んだ例も
第2次世界大戦中の対潜哨戒機には、前後左右を攻撃できる銃座がありました。しかし、いまでは銃座を備えた哨戒機はほぼ存在しません。その変遷の渦中にあったP-2対潜哨戒機に、銃座がなくなった理由を探ります。
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伝説の対地攻撃番長! 米戦闘機P-47「サンダーボルト」&F4U「コルセア」が傑作になれたワケ
第2次大戦中のアメリカ戦闘機で、陸軍と海軍それぞれの最多生産機にはいくつかの共通点がありました。ひとつは搭載するエンジン、そしてもうひとつはエンジン性能に起因する優れた汎用性です。傑作機たるゆえんを紐解きます。
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日独戦艦「大和」&「ビスマルク」どっちが高コスパだった? 建造前から対照な2艦
第2次世界大戦の開戦前後、各国で新型戦艦が就役しました。日本では「大和」が、ドイツでは「ビスマルク」が新型戦艦のネームシップとして誕生しています。この2隻を軍艦としてのコスパで比較してみます。
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実は自沈!? ドイツ戦艦「ビスマルク」鉄スクラップの山となっても浮いていた強さのヒミツ
第2次世界大戦中の1941(昭和16)年5月27日にイギリス軍艦との海戦で沈んだドイツ戦艦「ビスマルク」。敵艦の攻撃で沈んだのではなく、一説では自ら没したとも。そういわれる理由に驚異の防御力が関係していました。