種山雅夫(元航空科学博物館展示部長 学芸員)の記事一覧
Writer: 種山雅夫(元航空科学博物館展示部長 学芸員)
成田空港隣の航空科学博物館元学芸員。日本初の「航空関係専門学芸員」として同館の開設準備を主導したほか、「アンリ・ファルマン複葉機」の制作も参加。同館の設立財団理事長が開講した日本大学 航空宇宙工学科卒で、航空ジャーナリスト協会の在籍歴もある。
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「スペースジェット」は何だったのか かつて実用化の国産旅客機「YS-11」との違いは?
三菱「スペースジェット」の本格的な開発が実質上ほぼ一時凍結され、久しぶりの「国産旅客機」の実用化はしばらくお預けとなりました。かつて日本では「YS-11」が実用化に成功していますが、その違いはどこにあったのでしょうか。
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実は結構いる!「YS-11」っぽい旅客機5選 そっくり機 「YS-11の参考に…」なった機も
戦後初の国産旅客機「YS-11」には、見た目や用途、エンジンなどの面でよく似たモデルが多数存在します。まさにそっくりなものや、設計の参考にされたもの、実は共通点のあるものなどを選びました。
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濃霧で視界真っ白… 着陸できる/できない旅客機なぜ発生? 背景に「超有能装置」
霧が多く発生する成田空港などでは、視界が悪い時にも着陸してくる機と、そうではない機に分かれます。なぜこのようなことが起こるのでしょうか。そこにあるのは、高性能な着陸システム。その歴史や仕組みなどを見ていきます。
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成田空港の管制塔 なぜ3本? 実は国内唯一「ユニークづくしな運用」が関係 その経緯
成田空港では、3本の管制塔が並ぶ様子を見ることができます。やけに多い管制塔の数に関係するのは、国内では成田のみが採用する「ユニークづくし」な航空管制の運用です。3本体制となるまでの経緯を見ていきます。
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「水素」で注目!? 実は一筋縄ではない 「旅客機の燃料」の奥深い歴史とは
「水素で飛ぶ旅客機」の話が席捲する昨今の航空業界ですが、現代の旅客機に搭載される燃料に至るまでは、古今東西いろいろな燃料が使われてきた歴史があります。その背景にあるのは、エンジンの発展でした。
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成田にほんとにあった世界唯一の「ジャンボ機丸洗いマシーン」 そのトホホな顛末
航空機の機体の外装は、今も手作業で洗われます。洗車機、家電なども全自動のものが多くなっていますが、実はかつて、飛行機用の自動洗機装置が成田空港にありました。なぜ撤去になってしまったのでしょうか。