宮武和多哉(旅行・乗り物ライター)の記事一覧
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動く電話ボックス? 長崎ならでは「斜面移送システム」なぜできた 坂の街が抱える課題
市街地の4割以上を傾斜地が占める長崎市では、モノレール状の「斜面移送システム」が活躍しています。クルマも自転車も入れない「階段道路」をのぼる、電話ボックスのような乗りもの、どのような使われ方をしているのでしょうか。
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バスは鉄道の代わりになれるか 災害で増加&長期化「列車代行バス」 現場の奮闘
鉄道の不通区間を代替する列車代行バス。被災した鉄道の復旧がままならず、存廃も議論されながら代行バスの運行が長期化している路線もあります。その運行はバス事業者にとっても容易ではなく、鉄道のバス転換は一筋縄ではいきません。
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コミュニティバス=「走る町内会」? 全国ブームの先駆者「ムーバス」が見せた光景
全国で路線バスの廃止・休止が増えていく中で、「コミュニティバス」という存在が徐々に増えていますが、実は、その定義はあいまいです。通称「コミバス」の元祖とも言われている東京都武蔵野市「ムーバス」の例を挙げながら見てみましょう。
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ここバス通るの!? 京阪神のバス「狭隘路線」5選 歴史の街道に山越え路線 塀スレスレも
京都、大阪、神戸の都市部には、進むことも曲がることも難しい細道をゆく路線バスがいくつか存在します。なかには、塀とバスの隙間が十数cmというスレスレのカーブを曲がる路線も。その裏には、それぞれの都市の歴史がありました。
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「御堂筋線直通」ホントに実現 「来る」といわれて50年 北大阪急行の延伸なぜいま?
大阪メトロ御堂筋線に直通して大阪の北摂地方を結ぶ北大阪急行電鉄の路線を、千里中央駅から箕面市内へ延伸する工事が進められています。50年も前から存在したこの計画、なぜいま実現したのでしょうか。
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新型コロナに九州豪雨 再開間近のレストラン列車襲う なおも「予定通り運行」目指す意味
西日本を襲った豪雨で九州の鉄道は大きな被害を受けました。熊本と鹿児島を結ぶ肥薩おれんじ鉄道もそのひとつですが、レストラン列車「おれんじ食堂」は、予定通り月末の再開を目指すといいます。列車に対する思いと現状を聞きました。
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路線バスで都県境越えの最難関「山梨ルート」 東京からバスが通じる「水源の村」の事情
東京都内から隣県へ直通する路線バスはいくつかありますが、路線バス乗り継ぎの旅をするうえで、とりわけ難関になるのが東京~山梨のルート。奥多摩の都県境の向こうに位置する2村は、「水」をめぐり東京側とのつながりが深い地域です。
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初乗り運賃日本一の私鉄「市営化で大幅値下げ」のナゼ 競合の市バスはドル箱 共存可能?
「1駅間だけ」「日本一高い初乗り運賃の私鉄」で知られた北神急行電鉄が神戸市に買収され、神戸市営地下鉄の一部になります。長年のネックだった高額な運賃を下げるための「市営化」ですが、競合する既存のバス路線との調整も必要です。
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駅弁ピンチ 「旅のお供」から「自宅で駅弁」定着へあの手この手 全国有名業者に聞く
新型コロナウイルスの影響により、全国の駅弁が危機に立たされています。多岐にわたる収益確保の方法がほぼ全て閉ざされるなか、製造業者はお取り寄せの強化、ドライブスルー販売など、試行錯誤を繰り返しながら生き残りをかけています。
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広大なキャンパスはバス天国! 「マイカー通学問題」改善 街にも好循環 筑波大の交通改革
地方の大学では、学生のマイカー通勤に悩むケースがしばしば見られます。駐車場不足だけでなく渋滞やマナーの面で地域とのトラブルにもつながる問題に、路線バスの格安フリーパスで対応した筑波大学のケースなどを見ていきます。