偵察機の記事一覧
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あわや人類滅亡「キューバ危機」60年 核戦争はどう回避されたのか 背景に2種の米偵察機
今から60年前の1962年晩秋、世界は全面核戦争に突入する一歩手前に陥りました。後に「キューバ危機」と呼ばれるようになったこの事件に終止符を打ったのは、2種類の偵察機が持ち帰った画像情報。本事件の一連の流れを振り返ります。
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撃墜パイロットはどう救出された? 日本に墜ちた米兵士を助けに行った低速機 砲弾の嵐の中
第2次大戦中にアメリカ海軍へ配備されていたOS2U水上観測機は、海面に離着水可能なため、不時着した味方パイロットの救出に多用されました。そういったなか、瀬戸内海などで行った危険極まりないレスキュー任務を見てみます。
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時速100万km! U-2「ドラゴンレディ」偵察機の史上最高速度はいかに記録されたのか
人類史上最速の乗りものはSR-71「ブラックバード」偵察機のはずですが、同じ偵察機のU-2「ドラゴンレディ」が、実はそれよりもケタ違いの速度、時速100万kmを記録しています。そこには、宇宙の秘密を解き明かすカギが隠されていました。
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U-2「ドラゴンレディ」のいま 冷戦の空を飛んだ高高度偵察機が担う新たな役割とは?
ロシアのウクライナ侵攻が続くなか、アメリカ空軍のU-2「ドラゴンレディ」高高度偵察機がイギリスに展開しました。U-2といえば冷戦とともに語られることの多い飛行機ですが、21世紀もなお、新たな役割を担い飛び続けています。
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旧日本軍の“最強”水上機「瑞雲」偵察・爆撃・空中戦… なぜ機能をてんこ盛りに?
太平洋戦争直前、旧日本海軍は空戦性能良好で急降下爆撃や弾着観測も可能、航続距離は長大という異例の汎用機を発注します。こうして生まれたのが水上偵察機「瑞雲」ですが、なぜこんな機体が要求されたのか見てみます。
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戦闘機に「栄光」ヘリに「はつかり」 実は存在する自衛隊機の日本語愛称 浸透しなかったワケ
自衛隊の航空機には「ファントム」や「イーグル」「コブラ」などの愛称がつくものがあります。しかし昭和の時代には国民に親しみを持ってもらおうと、自衛隊が独自に漢字やひら仮名表記の愛称を細かく設定したことがありました。
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無茶しやがって…とも言い切れないアメリカ海軍の「空母から大型機を飛ばす試み」3選
空母艦上は、陸地にある飛行場よりも狭いため、艦載機にはサイズの制限があります。しかし、そのような制限をものともせずに空母から発艦した大型機がいくつもありました。そのなかでも注目すべき3機種を取り上げてみます。
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どう見ても米海軍機なのに空軍所属で運用はCIA 絵に描いたようなスパイ機RB-69Aの正体
冷戦時代、アメリカの情報機関CIAは、旧ソ連などの情報を収集しようと様々な航空機を独自に運用していました。比較的知られているのは、全身真っ黒の偵察機などですが、一方で自国軍機に擬態した機体もありました。
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旧陸軍 秘密兵器「空中機雷」の正体 「一〇〇式司偵」に搭載し戦果6機の本当のところ
太平洋戦争中、南方戦線にいた連合国軍のあいだに、日本軍が「空中機雷」なる新兵器を完成させたとの情報がもたらされます。やがて旧日本陸軍の一〇〇式司偵を追撃する連合国軍機の眼前で、それは秘密のベールを脱ぎました。
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5分で組み立てOK タイヤ会社グッドイヤーの風船式飛行機「インフレートプレーン」とは
「ホームビルド機」と呼ばれる自作の組み立て式飛行機は、第2次世界大戦前の1920年頃からすでにありましたが、それらとはひと味違う組み立て式の飛行機をアメリカのグッドイヤーが1950年代に開発しました。