タイヤ会社が作りました! 組み立て5分のインスタント飛行機 めちゃ手軽でも売れなかったワケ

「ホームビルド機」と呼ばれる自作の組み立て式飛行機は、第2次世界大戦前の1920年頃からすでにありましたが、それらとはひと味違う組み立て式の飛行機をアメリカのグッドイヤーが1950年代に開発しました。

ゴムボートのように膨らませて使う飛行機

 タイヤメーカーであるグッドイヤーがかつて、組み立て式の飛行機を作ったことがあります。それは、日本でも見られる分解したり折りたためたりするモーターグライダーなどのような飛行機(超軽量動力機)とは、ひと味違うものでした。

 グッドイヤーが開発したのは、まさにタイヤと同じく、空気で膨らませるゴム製の飛行機です。「インフレートプレーン」と呼ばれるもので、直訳すると「膨張式飛行機」となります。

Large 20250202 01
飛行機のイメージ。画像は航空自衛隊のT-7(柘植優介撮影)。

 インフレートプレーンの最大の特徴は、折り畳んでコンパクトにできる点です。エンジンとプロペラは機体から外せるようになっており、それらを外した機体は空気を抜くことで、1畳以下の大きさにまとめることができます。この大きさなら、トラックどころかジープクラスの車両の荷台にも載せられるほか、コンテナに詰めてパラシュートで落とすこともできました。

 グッドイヤーは1955(昭和30)年に「インフレートプレーン」を企画しますが、アメリカでは1931(昭和6)年、ラバーグライダーの試作実験がすでに行われていたため、そのデータを基にわずか12週間で設計から製造まで行って、1956(昭和31)年2月13日に初飛行へとこぎ着けました。

【写真】人力でも運べそう? 空気を抜いた「インフレートプレーン」

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  2. 都市に迫るロシア軍の「弾道ミサイル」が“空中で木っ端みじん”になる瞬間をウクライナ軍が公開 追尾から撃墜まで詳細に
  3. 海自潜水艦 アメリカ海軍の“歴戦の揚陸艦”を標的に魚雷発射! 実弾演習で巨大な水柱があがる瞬間を公開
  4. バス運転士「辞めないで」 東京都が“給与の手当”を10年間補助! 独自の定着支援で「路線廃止」を防ぐ
  5. 海自「イージス艦の相棒」が火を噴いた!ミサイル発射の瞬間を防衛省が公開 “強力な防空能力”を持つ汎用護衛艦
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開