ミリタリーの記事一覧
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なぜ戦車砲内側はツルツルなのか ついに英戦車もライフル砲廃止 銃とは逆の進化の歴史
19世紀に「ライフリング」が実用化されると、銃も砲もこぞってこれを採用し、その命中率は飛躍的に高まりました。しかし戦車砲については21世紀現在、このライフリングが刻まれていない滑腔砲が主流です。先祖返りの経緯を追います。
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空飛ぶレーダー「皿」から「まな板」へ世代交代 早期警戒管制機のゆくえ 空自機はどうなる?
アメリカ空軍が早期警戒管制機E-3の一部をE-7で更新します。世界中で運用され、空の番人ともなっているE-3ですが、初飛行から40年以上が経過。更新機は性能こそ向上しているものの、“その先”を見据えた開発も進んでいます。
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「やられメカ」T-72戦車の設計に見る安全への模索 「ビックリ箱」は戦車共通の現象?
「やられメカ」「ビックリ箱」と、その評価を地に落とした感のある旧ソ連製T-72戦車は本当に人命軽視な兵器なのでしょうか。砲塔が吹き飛ぶ構造上の理由や、実のところ他国の戦車のほうが危険かもしれない理由などを解説します。
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神出鬼没「空飛ぶ砲兵」爆誕? 米がウクライナに供与の「M777」榴弾砲の驚くべき使い道
ロシアのウクライナ侵攻にともない、アメリカがウクライナへ供与した「M777」 155mm牽引式榴弾(りゅうだん)砲。他国とは異なるラインナップを用意したのには、アメリカ軍の思惑がありました。
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今度のお客はウクライナ兵 「戦場のタクシー」M113装甲車 60年も重宝されるワケ
アメリカなどからの軍事支援により、ウクライナへ様々な兵器が集まっています。そのなかには、歴史の古い装備のひとつ「戦場のタクシー」とも呼ばれるM113装甲車も。かつてソ連側にあったウクライナ兵を乗せることになりました。
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高射機関砲復活の目はあるか 独「ゲパルト」ウクライナへの供与でにわかにざわめく
ドイツがウクライナ支援として提供を決めた「ゲパルト」自走対空砲は、文字通り冷戦時代の遺産です。実はドイツでは退役して10年以上になるのですが、それでもこうして白羽の矢が立ったのには、それなりの理由があるはずです。
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「無人機どっさり空母」誕生か ピンチを好機とするトルコ 艦載機型バイラクタル「日本も導入を」
トルコで空母化が検討されている強襲揚陸艦が登場。ただ肝心の艦載機が手に入らないでいることから、同国は艦載機を「無人機」とすべく動いています。その艦載機は、ウクライナ軍の使用で一躍有名になった「バイラクタル」です。
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「敵基地攻撃能力」のハードルが異様に高いワケ 対レーダーミサイルも必須だけど…?
「対艦」「対地」などミサイルにもいろいろあるなか、「対レーダー」というカテゴリのものがあります。日本の「敵基地攻撃(反撃)能力」議論に欠かせないものですが、導入すればあとは大丈夫、というものではなさそうです。
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戦艦「日向」竣工-1918.4.30 後に世界唯一の「航空戦艦」へ 転換点は主砲爆発事故か
旧日本海軍の戦艦「日向」が1918年の今日、竣工しました。同艦は太平洋戦争中に、艦載機も運用できるよう後部に飛行甲板を設置しましたが、その実力を存分に発揮することなく終わりました。
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レーザーでチュドーン!!現実に イスラエル「アイアンビーム」試験成功 超コスパ防空兵器
イスラエルがレーザー迎撃システム「アイアンビーム」の試験で、無人機やロケット弾、対戦車ミサイルといった大型の目標の破壊に成功しました。まるでフィクションのような兵器は、既存の防空システムを大きく変えそうです。