米空軍“地中施設を攻撃可能な”ステルス爆撃機 再びイランが核開発した際は イスラエルに「移送」する可能性が浮上!?

「バンカーバスター法案」と呼ばれる法案は超党派で提案される。

イランが核開発を再開した場合の措置?

 今後イランが核開発を再開した場合、B-2「スピリット」戦略爆撃機と同機で使用可能なバンカーバスター(地中貫通爆弾)をイスラエルに送る可能性があることが、2025年7月2日、アメリカ国内のメディアで報じられました。

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B-2爆撃機(画像:アメリカ空軍)

 この動きは、ニュージャージー州選出の民主党議員ジョシュ・ゴットハイマー氏と、ニューヨーク州選出の共和党議員マイク・ローラー氏による超党派の提案によるもので、「バンカーバスター法案」と呼ばれています。同法案は、イランが核兵器開発を試みた場合、大統領に対し「イスラエルがあらゆる不測の事態に備えるための措置を講じることを承認する」権限を与える内容です。

 この法案は、イランによる核開発再開を想定したものです。現在、アメリカ空軍のB-2爆撃機のみが使用可能なバンカーバスター「GBU-57 MOP(マッシブ・オードナンス・ペネトレーター:大型貫通爆弾)」は、約3万ポンド(約13.6トン)の重量を持ち、最大で約61mの地中貫通能力を有しています。法案が可決されれば、イラン側に核開発の動きが見られた場合に、アメリカがイスラエルに対してB-2やGBU-57といった軍事的手段を提供する法的根拠となる可能性があります。

 現時点では、「B-2およびGBU-57の移転(transfer)を可能にする法案」とされており、具体的な移転や運用計画は報道されていません。ただし、仮にイランとの間で核開発を巡る軍事的衝突が発生した場合、GBU-57を搭載したB-2のイスラエル駐留、共同運用、あるいは貸与といった形も視野に入れていると見られます。

 なお、アメリカは2025年6月21日、イスラエル支援の一環として、B-2爆撃機からイラン国内の3つの核関連施設に向けて計14発のGBU-57を投下したとされており、トランプ大統領は「イラン政権の核計画を完全に壊滅させた」と発言しています。

 一方で、ゴットハイマー議員は「イランは依然としてテロ支援国家であり、アメリカにとって最大の脅威であるという事実は変わらない」と述べた上で、「同盟国イスラエルは、自らを守る力を持ち、イランが核能力を再構築することを阻止しなければならない」と、法案の意義を強調しました。

【画像】デ、デカすぎる…これがB-2に搭載されるバンカーバスターです

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