コロナで乗り方変革「ANA国内線」のいま 感染対策が実は「快適性」にも好影響…なぜ?

搭乗した後も色々違う CAの対策アイテムにも工夫

 ANA国内線は全便で、希望者に対しアルコールシートを配っています。このときCAはお盆をもち、利用者自身がそこから取り出すスタイルに加え、使用後のシートを捨てるためのポリ袋も同時に配られるといった配慮も見られます。

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ANA国内線で配られているアルコールシートと廃棄用のポリ袋(2020年9月24日、乗りものニュース編集部撮影)。

 機内サービスについては、新型コロナウイルスの感染拡大後、普通席のドリンクサービスをお茶、水、りんごジュース(おもに子ども向け)のみに変更したほか、シートポケットの機内誌のセッティングも取りやめています。

 2020年9月現在は、お茶とリンゴジュースは紙コップでの提供となっており、水は255mlのペットボトルに入った「飲みきりサイズ」のものをそのまま渡す形です。機内誌や雑誌については、CA(客室乗務員)にオーダーできます。

 いまや業界内で一般的になりつつあるCAのマスク&手袋着用も継続。ANA広報部によると、手袋は、ドリンクなどのサービス開始前に交換するといいます。出発前にCAは、利用者の安全確保のため、手荷物預け棚などが閉まっているかチェックする業務などが必要です。新たな手袋で巡航中のサービス提供することで、衛生面の向上を図ります。

かつてと大違い! 衛生的なANA機の「快適降機法」

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