西武の「ドラえもん電車」登場! 「先生が見たらすごく興奮」連載開始50周年で
西武の電車が「ドラえもん」になりました。ドラえもん50周年を記念したラッピング電車体の先頭と側面のドアはドラえもんの顔をイメージ、車内もドラえもんをはじめとするキャラクターたちが迎えてくれます。車内の貫通扉にも注目です。
ドラえもんの力を借りて人々に夢を
西武鉄道が2020年10月8日(木)、ラッピング電車「DORAEMON-GO!」を上石神井車両基地(東京都練馬区)で報道陣へ公開しました。
「DORAEMON-GO!」は、漫画『ドラえもん』が小学館の幼児誌『幼稚園』や学習雑誌『小学一年生』などで1970(昭和45)年1月号から連載を開始し、50周年となったことを記念して登場しました。30000系電車8両編成(38101編成)の車体側面はドラえもんをイメージしたブルーとなり、先頭車の前面や、側面の一部ドアはドラえもんの顔をデザインしています。
車内は、座席の一部の背もたれ部に「四次元ポケット」をプリントしたほか、吊手のスリーブもブルーとなり、貫通扉は「どこでもドア」に、袖仕切り部はひみつ道具を使っているドラえもんを一コマ漫画的にあしらっています。このほか、ドラえもんなどのキャラクターによるマナーステッカーが、ドア窓部やドアの車内側などに掲出されています。
「我々はドラえもんの力も借りまして人々に夢を与えられればと思います。また、ドラえもんの電車を走らせる以上、安全・安心な運行に努めてまいります」(西武鉄道 喜多村樹美男社長)
実は藤子先生は電車が大好きなのです――来賓として招かれた藤子・F・不二雄プロの伊藤善章 代表取締役はこう明かします。「先生がこの電車を見たらすごく興奮して、ニコッと笑って『楽しいね』っておっしゃるような気がします」と話します。
ラッピング電車「DORAEMON-GO!」は、きょう8日(木)、上石神井駅17時35分発の各駅停車拝島行きより運行を開始し、新所沢駅23時39分着の列車まで運行する予定です。その後は当面のあいだ、新宿線、拝島線、多摩湖線(萩山~西武遊園地間)での運行を予定しています。
【了】
11・8の横瀬での西武鉄道イベントにでも展示されるととても幸い。