ハザードランプいつ使ってる? 路駐時も「サンキュー」も拡大解釈か 真に必要な場面

警察も「推奨」するハザードランプの用法とは

 サンキューハザードなどは異論もありますが、広く知られた用途として、教習所の教本で紹介されている例もあります。そして、法令には書かれていなくとも、一部の警察や高速道路会社などが「推奨」している用法が、渋滞末尾におけるハザードランプの点灯です。

 NEXCO各社は、渋滞の末尾で停止・減速する際、ハザードランプを点灯して後続車に合図することを呼び掛けています。これについて静岡県警高速隊は以前の取材時、集中力が途切れてしまったドライバーは、前方に渋滞があっても気づかない場合があり、そのクルマが追突を回避できたとしても、危険な運転動作がさらに後続車へ連鎖していくこともあると説明してくれました。こうした負の連鎖の予防につながるということです。

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渋滞のイメージ(画像:写真AC)。

 またNEXCO各社は、トラブル発生時にクルマを路肩へ寄せて停車させる際にも、ハザードランプの点灯を推奨しています。そのうえで発炎筒をつけ、三角表示板(停止表示器材)を設置など、後続車両に対する十分な安全措置をとるよう呼び掛けています。

 このほかにも東京海上日動火災保険などは、駐車場で空きマスを見つけて駐車する際にも、ハザードランプを点灯させて周囲のクルマに意思表示することを推奨しています。

【了】

【写真】ナルホドな位置にあるタクシーのハザードスイッチ

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コメント

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3件のコメント

  1. サンキューハザードはやめたほうがいい
    一部のトラックなどはワイパーレバーと連携されて比較的視線を反らしたり体勢を延ばすことは無いが、乗用車は空調吹き出し口中央など、やや体勢を崩す必要があるためにハンドル操作に影響が出やすい
    合図なら相手に見える範囲なら手を上げる挨拶程度がよいだろうね。

  2. 発炎筒は2回見ましたが見にくい。いや遠くから見えているんですけど滅多に見ないものだから何だろう?と思ったまま何も行動を起こさずとおりすぎてしまうのです…

  3. ハザードランプの使用ほうほについて拡大解釈を浸透させたのは自動車学校ではないですか?私の地域では教習車が路上教習車が当たり前のようにハザード停車・サンキューハザードを行っていますよ。あとゼブラゾーンでの停車とか。