大分のホーバークラフト復活へ一歩 運航事業者が内定…なぜタクシー会社に?

大分県が復活を目指している別府湾のホーバークラフト航路、その運航事業者が第一交通産業に内定しました。地元でもタクシーで知られる同社ですが、なぜホーバークラフト運航事業者に選ばれたのでしょうか。

ホーバークラフトとタクシー「親和性ある」

 ホーバークラフトはかんたんに言うと、高圧の空気で水面から浮上して高速航行する船で、1970年代には各地の航路で見られました。しかし徐々に数を減らし、国内で最後まで残ったのが、別府湾を横断する大分市~大分空港間の大分ホーバーフェリーでした。2009(平成21)年に廃止され、会社はすでに解散、国内で旅客船としてのホーバークラフトの製造も終了しています。

 しかし、大分市から大分空港までは、別府湾を回り込む高速バスで60分もかかることから、県は空港のアクセス改善を目的に航路の復活を検討。背景には2019年度までのインバウンド(訪日外国人)需要の高まりがあります。同区間を25分で結ぶスピードと、遊休施設も活用できる面から、ホーバークラフトの再導入が妥当と判断されました。

 ちなみに2020年現在は、世界的に見ても、定期のホーバークラフト航路としてはイギリスにひとつを残すのみです。そうした特殊な船であるため、国内に運航経験者はほとんどなく、今回の事業者募集にあたってもホーバークラフトの運航経験は要件に含まれていませんでした。

 では、第一交通産業はどのような理由から、今回、ホーバークラフトの運航事業者に名乗りを上げたのでしょうか。

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第一交通産業グループのタクシーは「第一」の行灯が目印(画像:第一交通産業)。

「当社は地域公共交通として、大分市などでも古くからタクシー事業を展開しており、地方から要望があれば、前向きに検討するようにしています。そうしたなかで今回、県からお声掛けをいただきました。市街からホーバークラフトの乗り場まで、タクシーの需要にもつながります」(第一交通産業)

 また、ホーバークラフトの大分側乗り場は、かつてのホーバー基地が残る大分市西新地地区と、西大分地区の2つが検討されていましたが、第一交通産業の事業案は西大分地区を推しています。西大分は神戸~大分のフェリーが発着するほか、港の再開発でオシャレなスポットとして人気が高まっている地区です。

【地図】こりゃ海を通りたくなる かつての大分市~大分空港ホーバークラフト航路

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コメント

4件のコメント

  1. ホーバークラフトは宇高と香港で乗りました。 

    第一さんは多角経営で有名ですね。

  2. ウクライナあたりから、最大の揚陸用ホーバー、ポモルニク級を調達してくれたらうれしい♪

    …ムリだって。

  3. まぁ港が不要という利点は理解するがホバーなんざオワコンだろ

    高速船なら川重のジェットフォイルでいいじゃないか

    最近生産再開したことだし

  4. ホーバークラフトはオワコンだったのですか。たぶんジャッキー・チェンのせいだな。

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